佃一可さんの忘年茶遊会in2016③~美味しいお茶の理由 | 日本文化って素晴らしい!~茶道・着付け教室in世田谷

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元国際線CAが日本文化に目覚め、
茶道・着物・歴史や展覧会など、日本文化の素晴らしさをお伝えします。
日本に生まれてヨカッタ!

皆様、こんにちはおねがい
お正月もあけ、普段の生活が戻ってきましたが、普段の生活が始まるとお正月が夢の中の出来事だったみたいに感じますびっくりあせる

さて、今日は佃一可(つくだいっか)さんの忘年茶遊会の最終回です音譜(佃さんの詳細はこちらへ)





佃さん特製茶臼です。
上部真ん中の穴から碾茶(てんちゃ)を入れます。穴から下部のうすの上に碾茶(てんちゃ)が落ちますので、そこで上部についている取っ手を左回りに回すと、上部と下部の間の溝に入った碾茶が挽かれてお抹茶の粉になりますニコニコ
上部の取っ手を右回りにまわしても、溝が合わないのでお抹茶は挽けません。




面白いことに、臼を左回りに回すのは日本だけらしいです。
中国も韓国も他のアジアの国も、ヨーロッパも、右回りに回すそうです。
日本だけ左回り文化ということですね。
なぜか?
ご存知な方、どうぞ教えてくださいませ~爆笑あせる


香茶点前薄茶点前挽き茶体験(詳細はをご覧下さい)で自分で挽いた薄茶をいただいたら、最後は佃さん
お煎茶の水点をいれてくださいました。
それが美味しかったこと、美味しかったこと。。。ラブ
佃さんが最近見つけた『魔法の水』でいれると、同じ茶葉でも味が変わるそうですビックリマーク

こちらが『魔法の水』です。
ネットでも販売していますので、試したい方はどうぞ検索してくださいねニコニコ




佃さんが興味深い話をしてくださいました。
『お茶の中には、必ず旨味(うまみ)美味しくない味が含まれている。
その美味しくない味グルテンという膠質(にかわしつ)のもので、そのグルテンをいかに味に出さないかが、技術
お濃茶で、最初に少しのお湯を入れて練るのは、日本人がその技術を修得したから。
必ず、少量のお水かお湯を入れ、グルテンが味にならないよう工夫します。』

お濃茶で最初に少しのお湯を入れて練るのは、お抹茶の粉が玉にならないようにするのだと思ってましたガーン
勿論それもあると思いますが、その奥は、そんな技術があったなんて。。。!!
目から鱗目の気分です星
コーヒーをドリップするときも、最初に少量のお湯を注いで蒸らしますが、それも美味しくない味を出さないようにする技術なんでしょうね。


1月末の新年のお茶会にもお声を掛けてくださったので、またお勉強させていただきます爆笑


皆様、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げますビックリマークつながるうさぎカナヘイきらきら

meisho