十三夜と日本人~月を愛でる心 | 日本文化って素晴らしい!~茶道・着付け教室in世田谷

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茶道・着物・歴史や展覧会など、日本文化の素晴らしさをお伝えします。
日本に生まれてヨカッタ!

皆さま、こんにちはおねがい
晴れているときは暑いんですけれども、曇りの日や朝晩は、ずいぶん冷えるようになってきました。

10/13は、十三夜でしたね。
先日のブログで中秋の名月の十五夜の写真をアップしましたが、(こちらからどうぞ『十五夜と十三夜。太陽暦と太陰暦~中秋の名月で気づいた事』)ブログをご覧になった皆様が片見月になってしまうとよろしくないので、10月の十三夜もブログにアップしようと夜空を見上げましたが、どんより曇りで、星1つ出てなくて。。。えーん

どうしてもあきらめきれずに、家人の携帯に星座表のアプリが入っているので、それで夜空を見ると。。。




ここに、確かに十三夜がいるはずなのに〜あせる
残念〜えーん


そして翌晩は、こんなによく見えたんです〜!



あまりに美しくて、月の欠け具合からこの月こそ十三夜になるのではないかと思い、調べてみると、この14日の月は月齢13.45で実質の十三夜になることが分かりましたビックリマーク

さあ、実質十三夜をご覧下さいませビックリマークビックリマーク




十五夜より十三夜の方をより愛でたという日本人。
不完全の美、欠けてるからの美しさ、これから満ちる月を待つ心地。。。キラキラ

月を見上げるとき、日本人は右脳を使っているといいます。
『ことがら』ではなく、『情景』を見ているのでしょうね。
かぐや姫が降りてきそうな綺麗な月夜でした満月


十三夜は栗名月、豆名月ともいわれています。
ちょうど栗や豆の収穫期にあたるので、その実りをお供えしたのでしょうね。





お茶の世界では、10月は風炉の最後の月にあたり、名残の季節と言われています。
侘びたもの、やつれたもの、割れて金継をした茶碗などを、好んで使います。
去り行く夏・初秋の季節を、惜しみいつくしむ心の表れですね。
四季のある日本。私達は、自然から心を豊かにしてもらっていますもみじ

meisho