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 難関大学を目指す人なら今も昔も手にするのが、旺文社の「英文標準問題精講」。私も受験生の頃、この問題集をやっていた。他には英文解釈の問題集はやらなかったと思う。私のやり方は、じっくり時間をかけて、辞書を引きながら和訳を作っていくというもの。初期10日間、中期10日間、後期10日間というふに、30日間で完成できるように、この問題集には割り振りがしてあるが、到底30日間で終わらせることはできないと思う。私のような普通の頭の持ち主でも、早稲田に合格できたのはこの問題集のおかげだといってもよい。結局私はこの問題集を1年かけても終わらせることはできなかったが、英文の構成を考える思考力はついたと思う。思想家の書いたような文章もあったりして、いやむしろそっちの方が多くて、国語の評論を読む上での助けにもなったような気がする。とにかく、これはお勧めの1冊である。ただし、本当に30日で終わらせようと思って、英文をさっと読んで、解説を見て終わりというやり方では、身につくことはないと思う。そして、この前、本屋で見たときには、「高校2年生におすすめ」という帯がついていたが、現高2生が読み取れるものでは決してない。まだ早い。高3生、特に難関大学を受験する人におすすめである。

 

前回書いた高校生が書きそうな英文を brush up した英文に書き直してみます。

 

  Young children in Japan should not study English. There are two reasons for it.

  First, they should study Japanese more. There is no evidence that the earlier they strat studying English, the better they can use it.

  Second, even if they can use English very well, Japanese people who can't use Japanese well are not able to get a good job. Actually, there are many Japanese young people who can't speak it in a polite manner.

  In conclusion, Japanese childen had better study English after they master Japanese.

 

 

 以下は、「日本の小学生は英語を学ぶべきか?」という問いに対してあなたの意見を英文で書きなさいという出題があったとして、日本の高校生が書きそうな英作文を、私が創作したものです。

 

  I don't think that younger children in Japan should study English. They should study Japanese more. There is no evidence that the earlier they start studying English, the better they can use it. Even if they can use English very well, Japanese people who can't use Japanese well are not able to get a good job. There are many young Japanese people who can't speak it in a polite manner. Japanese children had better study English after they master Japanese.

 

 これは日本の高校生が書いてしまいがちな英作文です。意味はわかると思うのですが、これではあまり良い英作文とは言えません。次回、これをbrush upした英文を書いてみます。

 英語学習をするうえで、念頭に置いておかなければならないことは、英単語の意味は一つではないということだ。例えば、日本語の「本」には「本」という意味しかないが、英語の"book"には名詞で「本」「巻」「脚本」「聖書」「知識の源泉」「帳面」「基準」、動詞で「予約する」「名簿に記載する」などいろいろある。英単語は基本的に多義語なのである。さらに、英単語の中には、真逆の意味を持つものもある。したがって、固定した意味で英単語を覚えても実際には使えない。これがターゲットなどの英単語集を一生懸命覚えても長文が読めるようにならない理由だ。英単語は意味に大きな広がりがあるので、それぞれの文脈の中でその意味を捉えていくものなのである。固定した意味を覚えるのはなく、、イメージで覚えていくものなのだ。これができれば実際に英文が読めるようになる。イメージで単語を覚えるようにするにはどうすればいいか。英文解釈をできるだけたくさんすることである。じっくり時間をかけ辞書を読みながら単語の用法を確認して、その英文のいわんとするところを考える。一日数行しか訳せなくても、ざーと読むよりははるかに力がつく。

  ときどき小学4年生で英検3級に合格したという話を聞きます。英検3級というのは中学3年生終了レベルなので、小4で合格するというのはすごいことです。しかしながらそのことが将来良い影響をもたらすかというと、残念ながらそうではありません。ほとんどの小学生は英検3級で止まってしまします。準2級はそれなりの文法の知識、読解力が必要になるからです。それまで単語を知っているので何となくこういう意味だろうと思って解答しても正解になっていたのが、準2級からだんだん本格的な英語に近づき正解できなくなるからです。それで、英語の勉強がそこでストップしてしまい、中学生になるころには英語をすっかり忘れてしまっているのです。とうてい3級の実力はなくなってしまっているのです。こういう生徒さんを私は過去に何人か見てきました。

 私の塾では英語教育に非常に力をいれています。しかし、日本人である限り、英語よりも日本語が大切だと考えています。小学生の間に英検3級を取得するよりは、正しい日本語が使えるようにしておくべきだと考えています。小学生の間は、たくさん日本語の本を読んでおくべきです。