パパは。
パパにとっての芽依にしてあげられること。
それは、入院している芽依に会いに行く事だって言ってた。
「お前には、母乳があるけど、俺には何も繋がりがない。だけど、毎日会いに行って話しかけてあげる事が俺に出来る事。芽依には必ず伝わってると思う。」
って毎日毎日、仕事帰りに病院に寄って、芽依のその日の体重とミルクの注入量、その日の変わった事を看護婦さんに聞いてくれて、ビデオに撮って来てくれてた。
それが、パパの支えになってたのかな。
仕事帰りは、疲れてて眠かったと思う。
でも、どんなに疲れてても、面会時間の関係で、例え面会出来るのが5分しかなくっても、会い行ってくれてた。
「今日は、芽依を見ながら、ウトウトしちゃったよ。芽依見てると必ず眠くなっちゃうんだよね~。」
なんて言ってたっけな。
職場から割と近かった事もあり、パパは、毎日面会に行けなかった私に代わって、凄く頑張ってくれてた。
パパが、頑張ってくれたお陰で、芽依の成長していく二カ月が、ほぼ毎日、ビデオに残っている。
でも、もしも会えなくなると分かってたら5分で帰って来たりしないで、ずっとずっと見ていたし、撫でていたのに。って…。
亡くなった後、話してた。
とにかく芽依の事が大好きで、溺愛してたパパ。
「可愛い、ホント可愛い。」
「芽依が三人の中で一番美人だな。」
「芽依だけは俺の味方になってくれるように、今からうんと可愛いがるんだ。」
看護婦さんにこんな事言われた。
「芽依ちゃん、お父さんにホントにそっくりなんですよ。
同じ顔してるの!
未熟児で生まれた赤ちゃんのお父さんって、赤ちゃん小さすぎて、ビックリしちゃって、なかなか可愛いがるというより、保育器の中の自分の子供よりもモニターばっかりに目がいっちゃうお父さんが多いんだけど、芽依ちゃんのパパは、すごく可愛いがっていて、初めて見た時に可愛いですね。って言えるのが凄いと思う。」
本当に小さな芽依が愛おしくて、守りたかったんだと思う。
だからこそ、パパなりに悔やむ事があるんだよね…。
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