「金さん」「銀さん」
福ねこになりたいにゃ~ プロジェクト始動!!
9月下旬、神奈川県某所で、
猫144頭の多頭飼育崩壊がありました。
ここのところ、猫の多頭飼育崩壊が相次いでいて、
神奈川県動物愛護センターは、その対応と収容で
たいへんなことになっている、というのは聞いていました。
そこに、この144頭の崩壊。
県も、すぐには受け入れできない状況とのことで、
3つの保護団体が中心となり、ボランティアを募って
レスキューが行われました。
144頭、驚きです。
一軒家に4人家族。そこに猫144頭が棲んでいました。
最初は1頭の猫を迎え入れたことから始まり、
不妊去勢手術を施さずに、数年で144頭までに。
猫と一緒に暮らしているのだから、
猫は嫌いではないのだろうけれど、
この数では、食事も糞尿処理も健康管理も、
とうてい十分にできるはずがありません。
やってはいけない行為をする「虐待」は、
していないかもしれないけれど、
やらなければならない行為をやらない「ネグレクト」の
状況に、なっていたと思います。
レスキュー時に、子猫の死骸が見つかって、
警察の捜査が入り、
おそらく「動物愛護法」違反で立件できれば
逮捕になるかと思います。
レスキューされた猫たちは、
県の動物愛護センターのホールに一旦運び込まれました。
ボランティアさんたちが入れ替わり立ち替わりで
ケージに収容された、猫たちのお世話をしました。
愛護センターのホール↓
ご寄付のタオルやフードがたくさん届いていました。
猫には番号がつけられ、健康チェックと個体管理を行っていました
キジトラ多数。あとは黒と白。
近親交配の積み重ねで、容姿が似た猫ばかり。
センターを一時避難場所として借りられた1週間の間に、
ボランティアの手で、猫に、
ワクチン、ノミダニ駆除、マイクロチップ挿入、不妊去勢手術が施されました。
獣医さんや看護師さんもボランティアで参加。
皆さん、それぞれ自分にできることを必死にやる、という感じでした。
保護団体さんやボランティアの皆さんの、
「猫たちのために」という熱量が、ものすごくて、
その熱い思いに、私も心を動かされました。
↓1階にある、猫飼育室。
新センター内に、ボランティアが猫の一時収容・飼育場所として使えるように、設けられた部屋。
今回、ここで、シャンプー、手術、手術後の鎮静が覚めるまでの見守りが行われました。
私も、仕事終わりに、
シャンプーや術後のケアのお手伝いに行きました。
手術のため、鎮静剤で眠った猫を
シャンプーやブラッシングしたり、
術部の毛を刈ったり、爪を切ったりしました。
手早く、とにかく、手早く。
そして、手術を終えた猫たちを
それぞれの保護団体や個人のボランティアさんが
引き取っていきました。
最終日、私も2頭の猫を引き取ってきました。
お家に着いたばかりの様子です。
しばらくケージの中で様子を見ました。
明るく長生きして欲しい、と願いを込めて、
「金さん」「銀さん」と名付けました。
両方ともオスで3歳ぐらいとのこと。はっきりした年齢はわかりません。
ガリガリなので、いいものをたっぷり食べさせて
体力をつけて、
少しずつ人慣れをさせていきます。
今はまだ、威嚇「シャー」や、猫パンチが飛んできます。(こわこわ)
「金さん」「銀さん」を「福ねこ」にしてくれる、
優しい飼い主さんを
探していきたいと思います。
お問い合わせはいつでもお受けしております。
いぬねこサロンジュン 小島
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