私も最近知りました。
ビーチB99とは、アメリカのビーチクラフト社が1968年(昭和43年)から239機生産した17人乗りのコミューター機で、日本には唯一この1機だけが存在しました。
この小型機ですが、現在、千葉県芝山町の「空の駅風和里(ふわり)しばやま」(農産物直売施設)の敷地内にこの春から展示されてます。
今朝、早速見に行きました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20130602/12/meimeiohsho/29/82/j/t02200165_0800060012561114300.jpg?caw=800)
▲ビーチB99(「空の駅・風和里しばやま」にて)
同機は、1975年に現在の独立法人電子航空研究所が導入し、航空管制に関する実験で活躍しておりました。
活動拠点の仙台空港で整備中に、東日本大震災の大津波に遭遇しました。
仙台空港で多くの小型機やヘリコプターが流されるVTRを見た方は多いと思います。
その中の1機だったんですね。
見た目の損傷はわずかでしたが、電子機器が全滅してしまい退役が決まり、芝山町にある航空科学博物館が無償譲渡を受け、この「空の駅」に移設・展示することになったそうです。
迷名王将の出身地(宮城県名取市)にある仙台空港から、今の住居(千葉県成田市)の隣町にはるばるやって来た「ビーチ君」。
出身地からやって来たという思い入れと、東日本大震災の教訓などが重なり、御挨拶代わりに朝早く(空の駅の開店前)から見に行きました。
▲朝早くから旅客機(写真中央)が次々と着陸してくるのを見守る「ビーチB99」