「ペーロケ」って御存知ですか?
業界人以外は知る由もない言葉かもしれませんね。
地形拾いのことです。
地形拾い?とは、皆さんの足下の地面を拾うことではなく、図面(地形図)上の地形を読み取る作業です。
設計で、縦断図や横断図というものを描画する際に、縦断地形や横断地形を地形図から拾う(読み取る)ことなんです。
でも、今時地形図は3D化されているものが主流で、専用CADを使えば自動で縦断地形や横断地形を読み取ってくれます。
稀に(稀でもないか?)2Dを図面を扱う時に、人間の目と手で地形の読み取り、すなわちペーロケ作業が生じるのです。
そのペーロケ、道路設計に携わっているアシスタントでも知らない世代になっていることに気づかされました。
これもひとえに、「時代が変わったことなのだろうか?」
ペーロケ手簿とサンスケ(三角スケール)と筆記用具をもって、シコシコ地形を読み取る時代はもはや「古き良き時代」と言われるようになってきているのだろうか?
そういえば、今やPCでウインドウズは当たり前のOSですが、迷名王将が入社した時は、「DOS」が主流でした。
主流といっても、迷名王将、この会社に入ってからPCたるものを障ったので、それはそれは「DOS」を覚えるのに苦労しました。
マンガMS-DOS、マンガロータス123,マンガ一太郎・・・マンガシリーズを買っては読んだものです。
今時のアシスタント衆は、このDOSという言葉すら知りません。
やれやれ、思えば歳をとったものだ・・・。
昨日、ペーロケの作業方法をアシスタントに教えました。
「へ~」と言われました。
もう、そんな時代なんですね・・・。