14日からの九州の「がん治療施設」訪問の旅の続きです。
5月15日は、福岡の「福岡記念病院(福岡記念PET健診センター)」と「城山国際医院」の2つを訪問しました。
福岡記念病院は地下鉄「西新駅」から徒歩3分です。
こちらの病院は、外国人患者受け入れ医療機関制度(JMIP)の認証を受けており、積極的に外国人患者様を迎え入れてくれている病院です。
今回、「国際医療担当室」の方々が窓口になって頂き、私共の訪問を快く引き受けてくれました。
■リニアック治療
まず、リニアック治療棟へ案内してもらい、リニアック治療についてお話して頂きました。(真ん中)にいらっしゃるのは、放射線科の木村先生です。
「リニアック」と呼ばれる装置で体の外側から放射線を照射して、がん等の病気の治療をしたり痛みを緩和するものです。
(X線撮影に使用する放射線の数十倍のエネルギーの放射線を使用します。)
私の素人的な理解だと、一般的な放射線治療で使う「X線」や「電子線」をより高度に使う方法のようですね。
■γナイフ(ガンマナイフ)治療
ガンマ線(γ線)を用いて、虫眼鏡の焦点のように病巣部に対して集中的に照射する治療法です。
(1本1本のガンマ線は細いビームなので、周囲の正常な細胞にはほとんど影響を与えず、ビームが集中する箇所のみが、まるでナイフで切り取られたかのように治療できるので、“ガンマナイフ”と名が付いています。)
昨日は、重粒子線治療について学び、今日は「X線治療」について学んだことになりますね。
■「国際医療担当室」のアルジュンさん。(左の男性)
院内を案内をして下さったアルジュンさんはネパール出身とのこと。
言葉の語尾が博多弁です。大分出身の私にとってとても親しみを感じましたよ。 ちなみに、日本語の他に8ケ国語に対応出来るとか。。凄すぎです。
など。CTやMRI装置を見させて頂きました。
■施設を見学した後は、記念撮影です。
真ん中の男性は、健診センター長の木村さんです。
城山先生は、私が上海の日系クリニックに勤めていた時の元院長で、外来の栄養指導をよく私に出してくださいました。
懐かしい。 あの頃のことが昨日の様に蘇ってきます。
日本に帰国してから、2回目の再会ですね。 お久しぶりです。
■現在、城山先生は「優れた医療を多くの人に届ける」という理念のもと、(1)中国人の患者様が日本で医療を受ける際のサポート全般
(2)日本に滞在する中国人の患者様の診察
といった活動をされています。
特に(1)につきましては、大手の医療コーディネーター会社から断られた治療ケースでも、出来る限りのサポートを行うそうなので、諦めないで相談して欲しいとのことです。
私の会社の事業と重なりますが、競合でなく一緒に協業出来ればいいなあ。と思いました。
■次に、城山先生と3人で天神駅近くの海鮮料理のお店へ行きました。 乾杯!
■呼子の烏賊
氷で冷たくして眠っていたので、まだ足が動いています。 あらら。。。 佐賀の呼子の名物なんですよ。
■モロキューとおきゅうと
おきゅうとは海藻の一種で、九州ではよく食べられています。こんにゃくのように固めたものです。
■ホタテの塩辛
■サラダ
■海鮮盛り合わせ
やっぱり。福岡は海の幸が美味しいです。
治療の話や懐かしい話に花が咲きましたね。
城山先生ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
■編集後記。。。
2年前に私が先生の開業祝いに贈った光触媒のピンク蘭の大きな鉢。 今でも城山医院の受付に飾っていてくれていました。
嬉しかったです。