親戚のおじさんが亡くなっていた。
ほとんど面識はなく、お会いしたのは1度か2度。
それでも音楽をしているという私に興味を持ってくれて、その後音源をくれないかと家族伝いで聞いて、ホクホクしながら宮城の住所へとCDを送ったのを今でも覚えている。
思い出なんてろくにない、
話したことも大したことじゃない
それでも少し寂しいね。
見送りもできなかったけど、
もう会えないけど、
もう話せないけど、
それでもきっと、たまに思い出すんだろうな。
思い出はあまりないけど。
宮城に住んでた遠い親戚。
自分の育ての母親のお葬式、火葬場で
棺桶が機械に入るその瞬間、
誰よりも大きな声で、
『いってらっしゃい!』
と叫んだおじさん。
鮮明に記憶に残っている。
行ってらっしゃい!
また、どこかで。