こんにちは。
3月だというのに雪ばっかり降って寒いですね。
梅の花が咲いたというのに、花に雪が積もってしまいました。
春の訪れが本当に待ち遠しいです。
さて、来週のサザ…………いや、ちがった。
さて、春と言えば合格発表のシーズン。
県立高校の合格発表を前に、まずは国公立大学の合格発表ラッシュです。
嬉しいことに、塾生のみなさんが毎日喜びの声を届けてくれます。
さらに、この時期は卒業、進学、転勤のシーズン。
卒業生たちが自分たちの進路を報告に来てくれたりするんですが、
ふと不思議に思ったことがありました。
先日、東北大学に日本全国の数学者が集まって大規模な学会が開かれたそうです。
ド素人なもので詳しくはわかりませんが、とにかく数学の学者さんが大集合しました。
その学会に出席するからということで、うちの卒業生がふらりと塾に立ち寄ったんです。
そして、話を聞いてみて「え?マジで?」と思うことが。
実はその学会に、彼が知っているだけで
名城塾の卒業生が6名出席するというのです。
最初は「ふ~ん、そうなんだ」と聞いていたのですが、
「いや、まてよ? 6人? 『福島県出身者』とかじゃなくて、『名城塾卒業生』が6人?」
これって、明らかに異常な数字ですよね。
学会に何百人出席するのかしらないけど、仮に1000人のうち6人だとしてもスゴくないですか?
福島市に1教室しかない名城塾から、6人も数学者を輩出してるんです。
名前を聞いてみれば懐かしい生徒ばかり。
「この野郎、おまえアホか!」と罵倒(のように激励)していた生徒が、今や学者先生になっているとは。
東北大医学部に現役合格したのに数学者になったやつもいれば(医師免許はとったそうです)、
20代のうちに早くもすごい論文を発表して、若いのに東大で助教やってるやつもいる。
(中学からうちに来て、高校3年間野球部を続けながら名城塾に通い続けていた根性野郎でした。)
この時期になると「名城塾って、どんな塾?」という質問をよく受けるんですが、
名城塾って、こんな塾です。
塾の本質って、結局こういうところに出てくるんじゃないかと思うんです。
彼らにとっての原点は、「数学がおもしろい!」という感動です。
おもしろいから、やる気がでる。やって解ければ、さらにおもしろい。
もちろん、生徒たちの努力と才能あってのことだというのは当然なのですが、
目先の点数をゲットすることだけに重点を置いた授業では、
彼らがここまで数学に興味を持つことは無かったのではないでしょうか。
名城塾での授業が、彼らの才能の花を咲かせるための
ほんのわずかな肥やしになっていたなら、本当に幸せです。
そしてこれからも、名城塾の授業はこうありたいと思っています。