ども、名人です。

 

今日の東京の空も、真夏の様な青空が広がっています。

昨日も陽射しが厳しかったですが、今日もそんな感じで暑くなりそうです。

私はスキンヘッドなので、外出時の帽子が必須なんですが、皆さんも日射病などに気をつけてくださいね。

 

 

さて、今日は「ファミリーベーシック」を紹介したいと思います。

 

私が、最初にファミコン絡みの仕事をしたのが、このファミリーベーシックの解説書である「ファミリーベーシックがわかる本」の制作でした。

 

これに関しては、2012年のブログで書いているので、そちらも読んで頂ければと思います。

「ファミリーベーシックがわかる本」の思い出

 

ファミリーベーシックは、84年の6月に発売されました。

RAMが2KBというサイズだったので、あまり凝った作りのプログラムは書けませんでしたが、スプライトのキャラクターが用意されていたので、簡単にキャラを動かす事が出来たのは、非常に便利だったと思います。

このバージョンには、3種類あり、Ver1.0、Ver2.0、そしてバグを修正したVer2.1でした。

 

私の記憶があやふやなのですが、私が聞いていたのは、最初からVer2.0が発売されると聞いていました。

なので、ファミリーベーシックがわかる本もVer2.0で執筆を行っていたのですが、印刷が始まる前に入って来たのが、実は発売する予定の無かったVer1.0が、2万台(もしかしたら数千台だったかもしれません)ほど発売されていたという事でした。

 

わかる本は、Ver2用で書いているので、Ver1.0には対応していないプログラムが半分ほどあり、それをどうするか?という事が問題となりました。

幸いにも、書籍の中にリスト化されているゲームの中は、問題無く、同梱カセットに記録されているプログラムを修正するだけで大丈夫だったので、一晩徹夜して、それを修正し、なんとか間に合わせたという記憶があります。

 

この翌年には、Ver3が発売されました。

 

 

このVer3は、RAMが2倍の4KBに増え、さらにBASIC命令も増えた事で、プログラムが書きやすくなりました。

中でも、CRASH命令が増えた事で、スプライトキャラのぶつかり判定を簡単にチェック出来たので、シューティングなどの判定が短く出来た事で、かなり短縮する事が出来ました。

 

ただ、カセットの上の方にバックアップ用の乾電池を2本入れる事で、重心が上に行ってしまった事で、通常のゲームカセット以上に、ファミコン本体やカセットに触れた時の接触不良が起きやすくなってしまいました。

 

そういう意味では、何度泣かされたか分かりません(汗

 

もう一度、ゲームを作ってみようかなとも思いますが、実は、私が持っている写真の物は、未使用品なので…。

プログラムを書くにしても、中古で買ってきてからになります。

もう30年以上前なので、始めからの勉強になりそうですけど…

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!

 

 

そして、本日発売です!

 

 

イベントもやります。

 

「高橋名人のゲーム35年史」出版記念イベント

【出演】 高橋名人、他

日程 2018年7月25日

OPEN 18:30 / START 19:30

前売¥2000/当日¥2500(共に飲食別)※要1オーダー500円以上

※前売り券はローソンチケットにて7/5より発売!!【Lコード:34100】

【会場】新宿ロフトプラスワン(03-3205-6864)