『よいこの君主論』 | どんな娘に育つかなぁ〜?ただいま小5

どんな娘に育つかなぁ〜?ただいま小5

一人娘のこと中心のあれこれです。


マキャベリの名著『君主論』を武器にクラス制覇へと乗り出した小学五年生のひろしくん。だが、彼の前に権力への野望を持つ恐るべき子供たちが立ち塞がる。『君主論』はひろしくんを覇王へと導くことができるのか?小学生の権力闘争を舞台に楽しく学べる『君主論』。クラスを牛耳りたい良い子のみんなも、お子様に帝王学を学ばせたい保護者の方も、国家元首を目指す不敵なあなたも必読の一冊。

娘が久々に夢中になって読んだ本です。

娘は子供を20人産むのが夢です。

私「お金めっちゃかかるよ。」

娘「それなら大金持ちと結婚し…」

私「社長になるしかないね!」

他力本願より自分で掴んでくれキメてる

というわけで、将来社長になるには小学生のうちに読んでおかないとね、と前置きされている『よいこの君主論』を本棚に入れといたのですが、一向に読む気配はなく。

私が電車で遠出のお供に読み始め、でも登場人物多すぎで把握できずにハマれず泣き笑い
平和主義の私は読んでてしんどくなり、カバンから出して置いてたんです。

それを算数の宿題で間違いがあり、癇癪を起こした娘がストレス発散にこの本を手に取りました。
そしたらハマるハマる。

娘も平和主義で、5年生の目標に「たくさん友達をつくって仲良くする。人の悪口は言わない」なんて書いてたので、この本はしんどいと思ったんですよね。
途中で聞いてみました。

私「どんなとこが面白いと感じるの?」

娘「陰謀だらけなとこ。戦略やって丸わかりやのに引っかかってアホやな〜って思う。ちょっとは頭使って考えたらいいのに。」

そ、そんな風に読んでるんやあんぐり
娘の新たな一面を見た気がしました。

私「本を読んでる立場だと背景が分かってて簡単に見破れると思うけど、実際にこのクラスの1人やとしても見破れると思う?」

娘「りょうこちゃんのは見破れないかも。りょうこちゃん賢い。」

そんな腹黒りょうこちゃんも、最後には優しくなったそうで、読後感もよかったみたいです。