彼氏は、デートの後は必ず私を自宅に送ることを徹底する、古風な男。


そういや現代のアメリカでも、遊び人風の男性でも、デートの後はきちんと女性を自宅まで送っていたな。

(彼氏はアメリカ人ではない)


以前は私と彼氏のお互いのお家が遠く、

デートの帰り道、明らかに彼氏のお家が近くて、

たまたま通りがかりの駅の沿線で私の最寄り駅まで帰れるから、


「あ、〇〇駅がある。

私はここから、××線で帰れるから、ここで降ろしていいよ。」


と伝えても、



「ダメだよ。ちゃんとメイのお家まで送る。」




「ここから電車で帰る方が早いんだけどな。」


  

「いや、デートは

男が彼女をお家へ送り届けるまでがデートだ。


“家に帰るまでが遠足だ”

の進化系。




今は私の近くに引っ越しした彼氏。



夏のデートの定番は私のリクエストで、ビーチ、プール、夏祭りが多かったなあ。


ビーチ、プール、夏祭りは彼氏がお酒を飲む為、復路は私の運転。


一旦、彼氏のお家に車を止め、

お家で愛し合って、たまに2回戦までして、

寝てしまう彼氏。

起こすのがかわいそうだから、ひとりで帰ろうと静かに帰る準備する私に、必ず目を覚ます彼氏。


「私、帰るね。」



「わかった、お家まで送るよ。」



「寝てていいよ、私ひとりで帰れるから。」



「ダメだよ。」



「なんで?」



「男がちゃんと彼女をお家まで送らなきゃダメだ。」


フーテンの虎さんもこう言ってたわ。



ほろ酔いで、私と手をつないで歩く彼氏。

もう車は乗れないから電車で数駅、

更に駅を降りても私の家までついてくる彼氏。


運転してくれて、

海に連れて行ってくれて、はしゃいで遊んで、

お酒を飲んで、

2回戦までして、

それでも電車に乗ってまで、私をお家に送ってくれるなんてすごいな。



私のマンションの下で背の高い彼氏にハグをして、

私がエレベーターに乗って、バイバイ。


私の階につき、下を見ると、

やっぱりまだそこに彼氏にいて、

上を見上げて手を振ってくれる彼氏。


私が家に入る瞬間に、

お互い、おっきくバイバイ。


マンションの下にいる彼氏、

遠くて表情は見えないけど、

彼氏がおっきく手を振る姿を

とてもかわいく感じる。




そういえば、仕事の後の数時間のデートよりも、


朝から一日中、海やら、プールやら、お祭りやらで、ヘトヘトになるまで遊んだ休日デートの方が、


彼氏がバイバイを寂しがるんだよね。


バイバイする時に、寂しそうにギュッとしてきて、しばらく離さない。


一日中一緒にいたから、寂しくなるみたい。


かわいいな。


去年の夏の終わり、

素敵なイケメンと、海やらプールやらお祭りに行きたくて初めて東京イケメン祭り。


彼氏と出会って、もうすぐ一年、


彼氏のおかげで本当に楽しい夏だった。


秋は、紅葉やハロウィン・パーティー。

そして晩秋、初冬には、

私の誕生日と彼氏の誕生日もある。


のんびり箱根か、

イルミネーションがキレイなよみうりランドがいいな。