金山関連でもう一城、希少な記事になるので、書いておきます。
中辺城
横山勝栄「いわゆる越後国黄金山と山城」のなかで、マンニモヤマ、ジッカンヤマという金山跡から、さらに南東へ700mの位置にあるとされる。
北西舗装林道から迫ります。
壊れた小屋があります。
あれに中辺城(西から)
3分ほどで到達。
切岸を造作し、いちおう二重の横堀が巡る。
切岸造作と下段横堀(帯郭)
切岸の上も塁線土塁が設けられ、いちおう横堀となっている。
下段横堀(一部帯郭)
切岸上の横堀から、縄張的には放射状竪堀ともいえそうな竪堀放出がC・B2か所ある。
切岸上横堀から竪堀C
(二週間差の写真)
東にもう一本
下段ここから東は、横堀ではなく帯郭
B
明瞭に出入口状
出入口開口前の東は竪堀状
その南(東面)は高切岸。
竪堀部から出入口B
塁線からB出入口
補足
郭内から
郭内
塁線にそって掘ってある(横堀状)ため、なかも小高い。
東辺南東に堀込+塁線開口の出入口Aがあり、南東下方帯曲輪へ接続する
その帯曲輪には、畝状竪堀てき(むしこなーずCMふう)な掘り込みが三か所見られる。
出入口A
下から
こらならわかる。
なかなかいい。
帯曲輪に接続
帯曲輪前面
南部に畝状竪堀てきな構造
揚北の本チャンのみてると、てきな 感がある。
下方に帯曲輪のないあたりの南塁線
下方
西塁線
下方横堀
参考文献
横山勝栄(2000)「いわゆる越後国黄金山と山城」、小菅徹也編『金銀山史の研究』、高志書院