年末のご挨拶 | えいきの修学旅行(令和編)

えいきの修学旅行(令和編)

えいきの修学旅行を綴ったブログです(ヤフーブログから移設しました)。

 2015年、濃密に一年を過ごすことができました。2年前から始めた博物館学芸員課程の単位を取得しながら、かつ、遠征は三重・愛知は計四回、他に宇都宮、茨城、山形に出かけ、近隣では飯山、能登(陸路近くない)、越中、北信には数知れず出撃。特に北信は季節のタイミングを図りながら、絶妙のタイミングで藪的難城の数々を踏査(徘徊)・撮影できました。
 学芸員課程の試験も実習もなかなか大変でしたが、修了に必要な17課目40単位を11月には全て取得しました。
 
 そんな中でも、須田の大岩城や月生城、越後に迫る迫る武田の脅威と題して謙信の領国を防衛する鬼気迫る城坂城・中条城、頸城随一ともいえる雁海城、高梨周辺の鴨ヶ岳・鎌ヶ岳・夜交氏山城、伊達の遺構とされていたが関ヶ原後の景勝の改修と判明した米沢舘山城、視点を変え視野を広げるための修学として武田の城・北信平沢城、その対極にある作手古宮城へと、えいきの修学旅行の記事も随分粋な志向内容で書くことができたと自負しています(あくまで自己満足ですが)。
 
 その過程では、遺構のみならず、あたかも空手の武者修行が如く研究者をも訪ねました。記事となる時に教授内容とお礼を書かせていただきますが、みなさん、私のような馬の骨に、とても親切に教授くださいました。
 また数年来、指南・引導をいただいている馬念さんに連れていかれた摩頂山南砦、らんまるさん、ていびすさんに連れていかれた夜交氏山城・沼ノ入城は、格別な山城でした。この場を借りて御礼申し上げます。
 
 そういえば昨年骨折した部位の抜釘手術を8月に受けましたが、先週、鮫ヶ尾城ではオラウータンのように木に掴まりながら崖や堀を降り昇ることができました。ずいぶん回復しています。
 このようにとても濃密に過ごした一年でしたが、年の瀬も古宮城書きつつ濃密に迎え、新年は駿河・遠江・三河に向かうことが多くなりそうな胸騒ぎとともに歳を越します。

 新しく迎える年が、皆様にとって幸せな一年となりますようお祈りいたします。