向小島城
向小島城は宮川（写真）ー神通川沿いに越中へ繋がる越中西街道に近く、姉小路三家の向家（小鷹狩家）の小鷹利城とも２．３ｋｍと近い。
向家（小鷹狩家）に属する城であったと思われる。小鷹利城と同じく、保峠ー湯峯峠を越えて飛騨に侵入する金森軍に対し、三木氏によって改修補強されたものと思われる。
農協の対岸向いの山です。http://yahoo.jp/rJhgzE
川の手前（東）、橋を渡る前にはいる路地があり、入るとこのように自然岩地帯をくり貫いた通路があります。当時は、川が迫り、ここを通ったのではないでしょうか。今は右に農道があります。
いきなりいい。
根小屋地帯？
この中ほどから登ります
標柱などはありません。背後からまわり込むルートもあるようですが、地元の方に、ここからがいい、と教えていただきました。
ただの土留めかもしれませんが、みちに石積が。
左の高台が、居館跡でしょうか。
私は右の尾根に取り付いて登りましたが、この左の削平地背後から城道が続いていました。
居館跡では？
なにやら気品のある、石組
城主のお墓でしょうか（寺院や誰かのお宅かも）。
よーく見ると背後に道があります。
尾根に出たら尾根伝いに進むと、城域南西端の畝状空堀群が配された地点に取り付きます。
右に畝状空堀群が並走 うおっ
いつのまにかそのうちの一本を進んでいたようです。取り付く敵兵はこのように直進し、迎撃陣地に竪に向かっていくことになります。その向う正面上には土塁で守られた迎撃陣地Ｈが聳えています。
その直下に畝状空堀群の上端ライン。
畝状空堀群上端ライン
左端は竪堀となっています。
迎撃陣地Ｈへ攀じ登る途中からみる
迎撃陣地Ｈ土塁上
落ちそうなのでつかまりながら撮影
城内からＨ
畝状空堀群の側には土塁がある
その先、高地が④郭
このへんは普請途中であったのか、畝状空堀群、Ｈに比べ、厳重感がない。
段々を経て
④郭
④南東尾根
主郭方向
尾根鞍部で接続
だらだら感がある
主要部①郭、②郭したを囲う帯郭Ｅへ
主要部①郭．②郭したを囲うＥ
直ぐ左上の登る道がありますが、Ｅを左（北西）に進み、段々の虎口を経て②にはいったかもしれせん。
このルートはその２で。
北西へ進むルートはその２で。
ふつうにすぐ登る道（写真右）を
木が城戸のよう
向小島城主要部
②郭（手前）、①郭（奥）
その２へ続きます
参考文献 岐阜の山城ベスト５０を歩く