日本語教師として、人として、私を育ててくれた、鬼軍曹。いや、課長。
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再デビューして改めて、この課長の有難さがわかりました。
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だから、心からのお礼と、再デビューのご報告をしに行ってきました
やっと。です。
亡くなったと聞いてから、はや数年。
墓地が遠方な上に、何かのついででは行きにくい場所にあり、なかなか行く機会がないまま、時が過ぎてしまいました…
当時から反抗的で、さらにご無礼をしてしまった私をお許しください…
と、心の中で詫びながら辿り着いた、某県某市、某墓所。
穏やかな晴天の中、桜やウグイスに迎えられ。
見つけた、懐かしいお名前。
やっぱり涙が出ました。
そこでしばらく、静かに、心の中でお話ししました。
改めて思います。
そもそも、この課長がいなければ、私は日本語教師になっていませんでした。
その教育機関は、企業の管理職、または管理職候補者の日本語研修を実施する機関です。
だから、当時の私のような、「学生上がりで社会人経験ゼロ、20歳そこそこの小娘」なんぞを教師として採用するなんて、まずあり得ないことだったでしょう。
他の職員の全員が、私の採用に反対したのは当然のことです。
(私が職員だったら、そりゃ全力で採用阻止しますよ)
でも、この課長だけが、「ちょっとやってみよう」と、一人で反対を押し切って、史上最年少の教師として私を採用してくれました。
おかげで、史上最強に厳しい訓練を受ける羽目になったわけですけどね…
でも、その訓練により、日本語教師として、人として、私を育ててくれました。
課長から叩き込まれた、いや、教えていただいたことは、今でも私の中で活かされています。
この課長がいなければ、今の私はない。
改めて、本当にどうもありがとうございました