健康医学を取り入れた高級会員制スポーツクラブ。
しかもオープン前の入社。
大学で専攻したことを生かせる環境で、さらにすべて(土地・建物)において規模感が大きいことに期待がふくらんだ。
しかし、早速、社会人一年生としての洗礼を受けることに。
それは大学での経験とは全く無縁な人事配置。
いきなりそのセンターの総合受付(フロント)のリーダーとのこと。
いつまでかを直属の部長からへ聞いたところ「当面の間」としか回答を得られず。
スポーツインストラクターとして入社したのになぜ?っとがっかりする毎日。
言われるがままに身を任せていると、早速系列の高級ゴルフ場のフロントで研修開始。
昼休みは専属プロのいる練習場で打ちっぱなし。休みの日はラウンド。
更に名前は書けないが芸能人がお忍びで来たり。
おかげでゴルフについての知識と経験がついた。
ゴルフ場のスタッフには本当にお世話になり、かわいがってもらった。感謝!
ゴルフ場での研修が終わり、センターへ戻ると女性スタッフを3名つけられ、オープン前の準備にてんやわんや。
全館回るのに30分以上かかる館内の案内コースに応じて館内案内文書を作成し、それをスタッフが説明できるようにトレーニングしたり、電話対応方法もトレーニングしたり、、。
そんな仕事したことなかったけど、バイトでの経験を生かして何とか軌道に乗せた。
学生時代の接客バイトが役に立った。対面での会話、電話対応、売り上げ管理など。
「卒業したての若造にいきなりそんな仕事をさせる企業って何なの?
俺自身がちゃんとした社会人研修を受けたいと思っていたのに、、。」
でも、自分ながらよくやったと思うよ。大変だったけど後になれば楽しかったかもと思える(なんでも仕事ってそうみたいだ)。
早くインストラクター職に戻してもらいたかったのに、部長からいいように扱われて一向にその兆しなし。
そうこうしているうちにインストラクター部門も人員が増え、俺が入る席がなくなってしまうのではと不満満々状態。
当時付き合っていた女性(今の妻)にそれをこぼしていたところ「年を取ったらどうするの?インストラクターなんていつまでもできる仕事じゃないんだから。」と言われるも、だからこそ今のうちにやっておきたいと反論していた。
しかし、その担当(フロント)のおかげでのちに方向転換するきっかけの場面と遭遇することに。