細菌性食中毒についてまとめています。
今回の菌は、私達人間の体にも生息する黄色ブドウ球菌です。
怪我などがなかなか治らない時、つまり化膿している時にしばしこの名を耳にしますね
食中毒でも注意が必要ということは驚きです。
特徴を見ていきましょう。
生息地
黄色ブドウ球菌は、人、ほ乳類、鳥などに生息する身近な菌です。
化膿を起こす代表的な細菌で、増殖する時にエンテロトキシンという毒素を発生させるそう
毒素は熱に強く、100℃で30分の加熱でも無毒化出来ません。
感染経路と症状
ある寮で学生が食べた朝食で黄色ブドウ球菌中毒を発症しました。
従業員の手指から、カボチャの煮物に本菌が汚染され、その後室温で15時間以上も放置されていたため、毒素を発生させてしまったと推測されました。
症状としては、激しい嘔吐、吐き気。
腹痛や下痢もみられることもあります。
予防対策
たまたま傷があったりして化膿していたりすると、菌が食品に入ってしまい、その後室温で放置したりして毒素を発生させたらもうアウト
うーん、なかなかの盲点でした。
だって傷って、料理を頑張っているとうっかりついてしまうことってありますよね
(私はしょっちゅうです)
でも代わりに料理を誰かしてくれるわけじゃないから、傷の手指で料理しちゃう事も。
予防対策をまとめてみました。
前日調理を避ける
どうしても保存する場合は、調理後は速やかに冷蔵庫へ
手洗いの徹底
傷がある時は、なるべく調理しない(どうしてもの時は使い捨ての手袋やマスクを着用)
怪我した時はお大事に
料理傷って、頑張っている証かもしれません。
でもやっぱり怪我をした時は、無理しない事も大事ですね~
こんな風に身近な菌と特性を知りながらお付き合いしていく事も必要だなって思っている今日この頃です
細菌性食中毒のまとめもいよいよ次回で最後になります。
よかったらお付き合いくださいね
最後まで読んでくれてありがとうございました