亜鉛のすすめ | 分子栄養学のススメ

分子栄養学のススメ

分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。

メグビーでは、もうすぐミネラルの新製品が発売します(^-^)/

それに関連して亜鉛の必要性についてご紹介いたします。




ヒトは、古い細胞は新しい細胞へと作りかえて、機能を正常に働かせ、生命活動を維持しています。


新しい細胞を作るには、遺伝情報を読み取り、タンパク質(酵素)を合成することで行われますが、この際の酵素の合成亜鉛が関ります。


酵素とは、身体に必要な物質をつくり出す際の化学反応(代謝)の触媒として働いています。

亜鉛が不足すると、

酵素が作れない→代謝が円滑に進まない→身体の機能が正常に果せない・・・

と全身問題に発展してしまうため、不足がないように注意が促されています。


亜鉛は、

・細胞増殖の盛んなケース(成長期、傷の修復)

・細胞分裂の盛んな組織(皮膚、粘膜、精巣、骨髄)

で必要度が高くなります。


このことから、不足を生じると、成長の遅れ、性機能や生殖機能の異常、免疫力低下、皮膚や粘膜の弱体化、感覚器の異常など、さまざまな障害の原因になることが言われています。

年代や性別で見てみると目


■子どもの場合

子どもの成長には、良質タンパク、ビタミンA、葉酸、カルシウムなどが成長因子として言われてきましたが、ここにも細胞増殖に必要な亜鉛が必要になります。

発育不全を招かないためにも、亜鉛の摂取は重要になります。


■女性の場合

女性にとっての亜鉛のメリットは、女性ホルモンの分泌を安定化させることです。

更年期や生理不順など、女性はホルモンの悩みを抱えるケースがよくみられます。

また卵巣機能の維持にも必須ですので、妊娠を望む方などにも補完していただきたいです。

さらに、お肌をきれいに保つためにも必要になります。

ダイエットや偏食によって不足しやすくなりますので、お気をつけ下さい。


■男性の場合

亜鉛といいますと、性ミネラルといわれるほど、性ホルモンなどの機能維持に関っています。

性ホルモンの影響から、脱毛、不妊、前立腺障害、精力減退などと男性特有の問題を抱えやすくなります。

アルコールの摂取やストレスによって、消耗しますので、働き盛りの男性には特に不足しやすい栄養素なのかもしれません。


■高齢者の場合

高齢者では、ほとんどの方が亜鉛不足の状況に陥っていると言われています。

それは、加齢とともに亜鉛の吸収率が低くなることと、排出傾向が高くなるためです。

それに加えて、食品の亜鉛含有量の低下や食事量の減少、薬の服用があるとなると、不足あって当たり前のような状況になっています。

高齢者では、皮膚炎、免疫力の低下、食欲不振、褥瘡、味覚障害、認知能力の低下などの原因の1つに亜鉛不足が言われていますので、サプリメント単位での補完は非常に重要になります。


すべての年代で必要であり、非常に重要な栄養素であることがお分かりいただけたと思います^^


しかし、ミネラルの摂取には気をつけないといけないこともあるのです!!



◎亜鉛摂取の注意点

亜鉛は、もともと吸収率の低い栄養素です。

さらに、食物繊維、タンニン、フィチン酸、シュウ酸、ポリリン酸、アルコール、過剰なカルシウムの存在下では排出されやすくなります。

吸収を高める要素としては、動物性タンパク質やビタミンCを同時に摂ることです。

亜鉛の単独摂取は、その他のミネラルを阻害してしまうリスクもあるため、単独は避け、その他のミネラルと同時にバランス良く摂取することが大事になります。

その他、適正量での摂取が大切です。

推奨量:成人男性(12mg)、成人女性(9mg)

上限量:成人男性(40mg)、成人女性(35mg)

状態によっては、推奨量でも足りないケースもありますので、体調や生活状況などの個体差・状況差も考慮して、上限を超えないように注意してお摂り下さい。





近々、新製品のお知らせもいたしますので、お楽しみに☆