生命をもつものと、もたないものとを、同じく「物質」として論じることを認めない人があります。
けれども、生物であろうと無生物であろうと、分析によって、その構成成分を明らかにすれば、同
じように“元素”とよばれる物質および、元素の“化合物”によってなりたっていることを、だれしも否定するわけにはゆきません。
化合物のなかには、“有機化合物”という名で分類されるクループがあります。
これは生物のからだをつくっている“炭素”を中心とした化合物のことで、タンパク質や核酸や、糖や、脂質などを指しています。
つづく・・・