コエンザイムQ10のお話しが続いているので
またその関連のお話しをします。
コレステロール論争がまだまだ平行線な状況の中、
少しは、すぐに薬で下げよう!!!
という考えの医師が減ってきたと感じることもありますが
まだまだすぐに薬を出す傾向が強いように感じます
メグビーに相談に来る5、60代の方は、かなりの確率で服用されていると思います。
特定検診が施行されてからか、増えたのでしょうね。
血中のコレステロール値が高い場合、
心臓病や動脈硬化のリスクが上がるということから、
医師はコレステロールを下げる薬を処方します。
この中の数種類にスタチン系の薬があります。
スタチンは、
肝臓でのコレステロール合成経路をブロックし、コレステロールの合成を抑制する薬ですが、
ここで注意する点が“コエンザイムQ10”です。
え???
なぜコエンザイムQ10かって?
それは、コレステロールとコエンザイムQ10の合成経路はほぼ同じ経路から成っているからなのです!!!!!
よって、スタチンでコレステロール合成経路をブロックしてしまうと、必然的にコエンザイムQ10の体内合成が低下してしまうということ・・・
コエンザイムQ10は、
ヒトが生きていくために必要なエネルギー(ATP)作りに欠かせない栄養素です。
また、強力な抗酸化能力もあり、ビタミンCやビタミンEとともに身体の組織の抗酸化に協力してサポートしています。
スタチンの副作用は、筋障害、筋痛、疲労感、息切れ、認知機能の障害、情緒不安定などが報告されています。
これらはCoQ10の欠乏が関係しているのかも知れません。
そこで、スタチン系の薬を服用する場合は、
サプリメントなどからコエンザイムQ10の摂取を強化することをお勧めしております。
※スタチン系のお薬は、製薬会社によって名前が異なるので、掛かりつけのお医者様にご確認下さい。
薬は服用しなければならない・・・
でも副作用は避けたいし、
コエンザイムQ10の合成も抑制したくない・・・
体内で合成出来ない状況がある場合は、外から十分に補うことで
リスクの低減が可能になります。
こういった、薬の作用や副作用などを分からずに服用されている方が
多いと思います。
全てのものには良い面・悪い面とありますので
しっかりと判断し対策を立てていきましょう~