水分摂取について | 分子栄養学のススメ

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分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。



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水を飲む健康法が長い間流行っています水



特にこの時期は、脱水症熱中症などとの関連から、水の摂取に注目している方が多いのではないですか??



身体の約6割は水でできているということから、

水が大事!!!!!

という考えが根付いていて、大体1日2~5程度の摂取が推奨されているようですニャンちゅう



水分摂取に関しては、

もちろん上記のように多くの水分が必要な方もいると思いますが、

メグビーでは人の身体がそれぞれ違う(個体差がある)という様に考えているので、

全ての方が同じ条件に当てはまるとは考えていませんNO



誤った水分摂取は、臓器への負担や電解質のバランスを崩し、健康レベルを下げる要因になりかねないのですくま



モデルさんや医者が1日に5ℓ飲むのがいいといえば

自分も同じように水

と、飲む方がいます。


そんな方が、

・無気力になったり

・下したり

・気分が悪くなったり

と体調が悪くなるケースが多いのです。。。



そこで、身体に必要な水を、

自分に見合った量摂取するためには、

以下のような条件を含めて考えることが必要だと思います!!



■水分摂取量を考える要素

・水分の代謝レベル

水分代謝は加齢に伴い低下する他、甲状腺の機能や腎機能の低下によっても影響します。

自分の代謝レベルを超える量の摂取があると、それは負担になります。


・状況(活動量、発汗量、排尿回数など)

マラソン選手と寝たきりの人は、同じ量の水分摂取ではないことがイメージできると思います。

それと同じように、活動量(運動量)、発汗量、排尿回数の多い方などは、水分を多めに摂取し、少ない方は水分を多く摂る必要はありません。

その他、体格や筋肉量なども合わせて考えていくと良いと思います。


・電解質バランス(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)

水は、電解質(ナトリウム・カリウム)が一定濃度に保たれることにより存在しています。

そのため、電解質が少ない状態に水だけを摂取する場合や、水だけを大量に摂取した場合、電解質の濃度を薄めることになるため、吸収されずただ尿から排出される傾向が高まります。

効率の悪い水分摂取となるのです。

よく、脱水を引き起こした方が水だけではなくスポーツ飲料水や塩分を摂取するのはこのためです。

また、夏は麦茶を飲む習慣が昔からありますが、麦茶にはミネラルが多く含まれるため、言い伝えられてきたのかもしれません。

昔の人の知恵ですね老人電球

  




一般的に1日の水の出入りは、

イン)経口摂取量(飲水+固形食由来)+代謝水

固形食由来の水分は意外と多く700~1000ml、代謝水は、体重1kgあたり5ml/日とされています。


アウト)尿量+不感蒸泄+異常排泄

尿はだいたい1~1.5ℓ、不感蒸泄は体重1kgあたり15mg/日とされており、発汗は異常排泄(嘔吐、下痢)に含まれます。



以上のように言われています。





このことから考えると、尿量飲水量が大体同じぐらいになることが分かりますよね!!


この量(1ℓ~1.5)を基盤として、

上記の条件や異常排泄、体質、体調など、自分のレベルに合わせて考えていかれると良いのではないでしょうか(・∀・)


また、1日の水分摂取量とは別に1回の摂取量やタイミングなども重要とされています。


特に1度に多くの量の摂取は負担と無駄が多くなると言われていますので、小まめな摂取をお勧めします。







これからの季節、不感蒸泄・異常排出などの出て行く割合が増えるため、

水分はいつも以上に必要量を増します。


出て行く方が多くなるということは、

水分だけでなくビタミン・ミネラルなども消失することになりますので、

効率の良い水分摂取を目指すためにも、

適切な水分量の摂取とともに全体的な栄養摂取のレベルを上げることをお勧めいたしますオー











(ノω・、)