「食は成道(じょうどう)のためなり」
これは、鎌倉時代の高僧'道元禅師の著書にあることばだ。
道元禅師は、正法眼蔵九十五巻によって、
日本の宗教哲学に金字塔をうちたてた大人物として知られている。
彼は、真の生き方を追求した。
成道とは、真の生き方を成就することを意味している。
食は、命をつなぐためとか、健康のためとかではなく、
真の生き方を成就するためという道元禅師の考えは、
現在の表現になおせば知的生産のため、ということだ。
これは、噛みしめるに足る言葉であろう。