植物のもつ力 | 分子栄養学のススメ

分子栄養学のススメ

分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。

今日は天気予報どおり夏日となりました!

暑い1日でしたね。。

メグビーの植物たちもわさわさ光合成中です太陽


分子栄養学のススメ

ヒトが自力で栄養素を合成できないことに対して、

植物は水と太陽光だけで栄養素を合成し生命を維持しています。

雨にもまけずカピバラ

風にもまけず走る

それどころか、排気ガス排気や紫外線さんさん、害虫ハダニやウイルスウイルス

などからも逃げたり隠れたりすることができない植物は

自力で自分を守る成分を合成し、防御機能を高めています。

その成分が

・抗酸化ビタミンC、Eであったり、

・サリチル酸(消炎作用成分)であったり、

・ポリフェノールやカロチノイドであったりするのです。

その中でも、最近注目を浴びているのがポリフェノール

ポリフェノールとはピグライフ

植物が光合成でつくる糖分の一部が変化したもので、

植物の葉・花・樹皮に含まれる色素苦味渋み成分の総称です。


近年

「赤ワインのおかげで、フランス人は動物性脂肪を多量摂取するにも関わらず

                              心臓病や動脈硬化が少ない」

という学説(フレンチパラドックス)

が発表され注目を集めていますが、

なにも赤ワインだけの特許成分ではないのです!


ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在している成分であり、その種類は数千にも上ります。


大別すると、

◆「フラボノイド系」

◆「非フラボノイド系」

となり、私たちがよく耳にする

カテキン・フラボノイド・イソフラボン・アントシアニン・クルクミン(ウコンなどに含有)・リグナン(胡麻などに含有)など、全てがポリフェノールの一種なのです。

最近話題となっているレスベラトロールもポリフェノールですよ^^


ポリフェノールは、強い抗酸化作用があって毛細血管の強化や保護に役立つほか、

活性酸素の働きを抑えて血流を改善し動脈硬化を予防することから、

五大栄養素と食物繊維に続く7番目の栄養素として注目されています!!!



ただ、

*分子が大きいため摂取しても腸管から吸収できない.

*効果持続時間は2~3時間と短く、体内にため込むことができない.

という性質があるため

分子を小さくすること(焙煎)や、こまめに摂取することが

ポリフェノールを上手に利用するために必要な条件となります♪





幅広い働きを持つ植物のポリフェノール

エピジェネティクスや長寿遺伝子の発現などの関連情報も次々に報告されています。


またポリフェノールだけにとどまらず植物が作り出す成分全体が

フィトケミカルとしても注目されており、、、


とても気になる存在です!!

植物さん

すごいですね。




さまざまな可能性を秘めている植物成分について

今後も新しい情報をどんどん発信していきたいと思いますえんぴつ