こんばんは、ココアこと田中貴子です。

 

 

前回のブログで、京都旅の紅葉を超ダイジェストでお届けしました。

 

 

京都は、春は雅な枝垂れ桜の魅力に、秋は燃え立つような真っ赤や繊細なグラデーションの色合いに惹かれて、人が多いと分かっていても、選べるのなら春秋に行きたくなります。

 

 

今年は、円安の勢いもあってか海外からの旅行者さん達が爆発的に増えて、修学旅行生さんも通常ペースに戻り、更に大人気!

 

 

私も南禅寺・永観堂、哲学の道、嵐山、東福寺などガイドブックに必ず載っている王道は外して、穴場系プランにしました。

 

 

中日は丸一日使えるので、これまでは奈良や滋賀など隣県や、京都でも綾部など少し離れたエリアに行きがちでしたが、今年は見頃表示がまだまだあるし、特別拝観が12月3日までが多かったので、「浄住寺」に目標を定めました。

 

 

最寄り駅は阪急電車「上桂」で徒歩10分です。

 

 

こちらは通常拝観のないお寺ですが、最終日ゆえ、一番のピークを越してしまった感じは否めず。

 

 

入場をお断りする場合もあったそうです。

 

 

門を入って階段が続くもみじの参道が美しいことで一躍知られるようになりましたが、残念ながら渋めの赤茶色・・・。

薄日がさすと、もみじも優しく微笑んでいるかのよう。

 

だんだん目線が下の落ち葉や苔にいき、これはこれでと、しゃがんで浸る私。

 

 

次はそこから、ほんの数分にある蔵院へ。

 

 

竹が多い寺と聞いていたので、また違った風情を味わえそうと思っていたら・・

 

 

門前の凛とした空気に、心が洗われました。

 

 

カメラをもった方が複数、拝観で行き来される方を静かに通されながら、スタンバイされているのも納得の景色でした。

 

頭上に広がるもみじにうっとり~。

 

竹ともみじで彩る風景も素晴らしかったです。

 

 

十六羅漢の庭で、目が合ってしまったコーナー。


行き交う人も少ないので、のんびり瞑想したくなるような空間でした。

 

地図をみれば、法話が面白いと噂の「鈴虫寺」に近いことが分かり、いそいそ。

 

写真右手の階段へ差し掛かると、人が並んで待っている状態でした。

 

 

まったりムードから一変。

 

 

次の回で入れそうかと期待で膨らむ、熱気に包まれていました。(私の後ろにいた男性によると48人待ち状態)

 

 

法話を30分聞いたあと、わらじを履いたお地蔵さまが私たちの家まで来て、1つだけ願いを聞いてくださるという黄色のお守りを頂きます。

 

 

明日12月8日はお釈迦さまが悟りを開いた大切な日。

 

 

ちょうどお釈迦さまの瞑想された期間にあったので、「一切衆生悉有仏性」の話を拝聴しました。

 

私たち人間は元々仏さまと同じなのに、妄想と執着があるから、そこにたどり着けないのだそうです。

 

 

鈴虫の音色を聞きながら、分かり易い事例をあげて面白可笑しく、よどみなく話される中に、そうそう・・・と我が身にも刺さる言葉が何度かありました。

 

 

これは欲しいけどあれは嫌とか、人と比べて嫉妬してしまう気持ちなど、良い悪いの区別をするから悩み苦しんでしまう。

 

 

「ただそのまま受け取るんですよ」

 

 

これもまた心のお掃除ですね。。。1人ならではのしみじみタイムです。

 

手を広げたような大きなもみじ葉は圧巻で、アップでもここまで綺麗に撮れました。


松尾大社方面へとゆるゆる川沿いを行けば、この日一番の真っ赤なもみじ。

 

 

川を覆い尽くすばかりの迫力でした。

 

でも誰も歩いていない、ただの住宅街の一角だったんですよ。

 

 

まさかの感動で手を合わせてしまいました。

 

 

と、そんなタイミングで、雨がぽつりぽつり降り出しました。

 

 

松尾大社で紅葉めぐりのゴールに。

 

14時半近くなると、肉眼ほどには綺麗に収めるのが難しくなるのと、外で歩くには寒いです。

 

 

境内に併設された蕎麦・甘味処「団ぷ鈴」で、赤かぶらと青味大根の蕎麦を食べて、ぬくぬく温まりました。

 

このあとは、四条の繁華街へ行き、見て買ってのショッピングして終了~♪

 

 

いっぱい歩いてめぐって疲れも出てきたので、翌日に備えて早めに休みました。(最終日の4日に続きます)

 

 

読んでくださって、ありがとう。