こんばんは、ココアこと田中貴子です。

 

 

11月13日 京都・大原 (+ココだけのハナシ レポ)

 

11月14日 奈良・長谷寺~ならまち

 

 

日常の忙しさを言い訳に、旅のレポがすっかり鈍行列車になってます。

 

 

そのままお蔵入りでは、やっぱりもったいない・・・

 

 

10日後になってますが、沢山の写真と共に、一緒に京都歴史散歩しているような気持ちになっていただけたら幸いです。

 

 

今回の京都旅最終日は、大河ドラマ「青天を衝け」の影響で、幕末の歴史に興味がふくらんで、二条城に行きたいと思っていました。

 

 

私も歴史小説は苦手でしたが、世界遺産『富岡製糸場』の秘話を描いた植松三十里さんの著書「繭と絆」で一気読み!

 

 

史実を丹念に調べた上でのフィクションの世界は、いきいきとした登場人物の描写もあって、すっかりハマってしまい、こちらも追いかけるように読みふけってしまいました。

 

 

慶喜=草彅剛さんが頭に浮かんでもいいのです(笑)

 

徳川幕府を開いた家康はすごいけれど、始めるより閉じる方が実は難しい。

 

 

慶喜は弱腰で何を考えているのか分からない人ではなく、思慮深く先見の明があったからこそ、日本の国を争乱で長引かせることなく、次の時代に繋げていこうとしたのだ。

 

 

そう思ったら尚のこと、起こった事実に至る背景を想像しながら、幕府の終焉を告げた大政奉還の舞台・二条城に行かなくちゃになったのです。

 

 

この日は大阪に住むMさんと1年ぶりの再会。

 

 

お互い心が会いたいで急いたのか、待ち合わせでない場所でバッタリ!も嬉しかったっけ。

 

 

歴史さんぽのスタートは、地下鉄二条駅から徒歩3分の二條陣屋です。

 

 

こちらは、米・両替商を営んだ小川家の邸宅(重要文化財)で、寛文年間(1661年ー1673年‥今から約350年前!)の建物は、大名の宿として使われていたそう。

 

 

 

見学は事前予約して(10名枠)、小一時間の説明をうけながら、ここに至る歴史を聞き、宿泊者の安全を図るための梯子や武者かくしといった仕掛けを体感できます。

 

 

吊り階段はこんな感じ。

 

 

時代劇好きならずとも、町人・武士が行き交った当時をハラハラ想像したくなる面白さです。

 

次に訪れたのは、そこからすぐの神泉苑

 

 

こちらは歴代の天皇が花見や舟遊びを楽しんだ平安京の御苑。

 

 

優雅な面影をしのばせるような庭園です。

 

 

池にかかっている鮮やかな朱色の法成橋は、願いを念じながら渡ると成就すると言われているそうです。

御金(みかね)神社-お金にまつわるご利益がある神さまとして信仰されています。

 

 

御朱印と共に、枕の下に敷いてお金に関する夢・縁起のいい夢をみると金運アップの「夢枕」なる紙のお守りを選びました。

 

お昼ご飯を食べて、お待ちかねの二条城へ。

 

 

二条城は、江戸幕府初代将軍徳川家康が、天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所とするため築城したものです。

 

 

ここは修学旅行の必見スポットでもあるので、学生さんの姿をちらちら見かけました。

 

3代将軍家光の時代、後水尾天皇行幸のために城内は大規模な改修が行われ、現在の形になったそうです。

 

 

世界遺産にも登録された、豪華な御殿に庭園がある広い敷地をもって、江戸幕府の支配が安定したものであることを世に知らしめたものだったのでしょうね。

 

 

重要文化財の二の丸御殿の唐門。

 

 

豪華絢爛な極彩色の彫刻や錺(かざり)金具が施され、職人の巧みな技に、口をあんぐり開けたくなる迫力を感じました。

(2013年に修復されたので、金色がまぶしいきらめき!)

 

 

国宝の二の丸御殿は、残念ながら撮影禁止。

 

 

唐門や二の丸御殿の入口屋根は、大政奉還で幕府が政を朝廷に返したことで、菊の御紋に替えられていますが・・・

 

 

御殿の中は、あまりにも天井の錺金具が大量にあるため、徳川の葵の御紋のままだったというエピソードを聞いていたので、ふむふむと確認してみたり。

 

 

大広間・黒書院・白書院など部屋数33で、狩野派の障壁画(模写)や手彫りの彫刻や錺金具の豪華さが想像をはるかに超えた威光を放っています。

 

 

庭も広いです・・・甘くみていたのか、だんだんと足に疲れが出て来ました(苦笑)

 

天守閣跡から見下ろす景色は、秋色。

 

 

汗ばむ暖かさでしたが、そよぐ風が気持ちよかったです。

 

人のほとんどいない、石垣の周りをゆっくりお喋りしながら、歩く時間もまったり幸せ~♪

 

 

この日見た庭で一番モミジが綺麗だった場所。

 

 

太陽が少し陰ってきて、帰る時間も意識しなきゃのそわそわと、まだ大丈夫の名残が入り混じります。

 

 

楽しい時間は本当にはやいですね。

 

調べればもっと奥にある歴史がありそうですが、私の把握してる知識ではここらが限界です。

 

 

新撰組のゆかりの地も近いらしく、またご縁があったら、再訪したい穴場エリアでした。

 

 

大人女子旅には、締めくくりのお茶タイムが大事♪

 

 

Mさん、ありがとう。

 

 

 

読んでくださって、ありがとう。