~自然と生き物のシンフォニア~
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「開拓跡を原生に還す」

 

「シンフォニア農法」の座学でも伝えて来た、私たちの活動の根幹の1つです

 

 

 

「開拓跡」とは、「人間が暮らしの為に自然を切り拓き、現在は、使っていない状態」を意味しています

 

 

耕作放棄地、廃墟化した空き家、手入れを止めた人工林、閉鎖後の施設、所有者不明の土地や建物、などなど

 

思い当たる節は、皆さんあると思います

 

 

 

 

「シンフォニア農法とは①」で、触れていますが

 

地球や地球で生きる他の生き物たちは、人間が豊かに生きる為の開拓を、全て拒んでいる訳ではありません

 

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地球上の自分たち以外の生き物たちが、豊かに生きて存続することこそが、自分たちの安定や存続になると

 

自然の生き物たちは知っています

 

 

なので、人間が豊かに生きる為の開拓は、逆に手伝ってくれさえします

 

 

ただし、地球が歓迎する豊かさは、「個」や「特定組織」のものではなく、「人間全体」のものです

 

 

 

今、私たちの周りにある様々な開拓の成果は、「人間全体」の豊かさの為でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

「利便性」や「発展」などと言われる、現代の身の周りにある殆んど全てのことは

 

「個」の利や、他者との「優位性」を追求した開拓であり、言わば「競争」の産物です

 

 

その探求心によって、より優れたものが生まれ続けていますが

 

「競争」は、勝者と敗者、成功と失敗を生み、結果、「豊かさが減った」人間が、必ず存在してしまいます

 

 

「人間全体」の視点だと、豊かさが増しているとは言えず、それは地球が歓迎する生き物とは、違います

 

 

 

「開拓跡」と言いましたが、その「開拓」自体の多くは、地球にとって、他の生き物の安定や存続を脅かすものなのです

 

 

そして、かつて「人間全体」の豊かさの為に行った先人の開拓でさえも

 

それを「放置」「荒廃」させることで、無にするどころか、大変な汚物に変えてしまっているのです

 

 

 

 

地球と、先人たちの、悲しみと落胆の声が、聞こえるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

私たち誰もが、生きている間に出来ることは、山のようにあります

 

 

そもそも地球は、地上を植物で覆うことで、全ての生き物の安定と存続の向上に、進んでいます

 

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コンクリートや鉄でも、廃墟でも、数十年すれば、土の中に数億年分の種子や遺伝子を残している草木に覆われます

 

 

草を生やした後には、中高木の「広葉樹」が伸び、安定を増して行きます

 

 

この「広葉樹」こそが、地球の生き物のエネルギーの源であり、再生の鍵です

 

 

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これが、力強い日本の原生の姿

 

 

 

起伏や土中の循環力が残っている地では、人間が何もしなくても、数十年でこのような姿に戻って行きます

 

 

地力が足りない場合は、崩して尾根と谷を作り直し、再生しますが

 

崩す傾斜が無く、水や空気の循環の滞りを、野生動物や気象変動リズムで改善出来ない場合は

 

数百年~数万年かけ、地震や津波、噴火、地殻変動などでの再生の機会を待ちます

 

 

 

 

今の私たちが想像出来る、数百年分の地球の活動の中で、誰でも出来る最大の手助けは

 

「広葉樹を切らないこと」「広葉樹の若木を守ること」です

 

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今、私たちがよく目にする山は、杉や檜の針葉樹だけが、ギッシリと生えていると思いますが

 

これは、多様な広葉樹だらけだった原生林を、かつて国の事業で人間が全て切り拓き、木材にする為に植えたもので

 

一部の人や組織の利の為に、山の大きな力を壊し、未来の私たちの暮らしを脅かしている、最悪の開拓の1つです

 

 

針葉樹の1/3くらいを間伐で減らすだけで、広葉樹が自生し始め、再生の時期を早めることが出来ますが

 

その作業は、かなりの労力が必要な上、利益は発生せず、怪我や命の危険さえあります

 

 

赤字にならないくらいの補助金で、作業を行っている人たちもいますが、人工林の方が多過ぎて途方に暮れるのが現状です

 

 

初心者でも出来る「巻き枯らし」という皮むき間伐があり、この作業は私たちでも、一緒に作業しながら伝えることが出来ます

 

 

 

 

 

 

山を削ったり、コンクリートを使った開拓の周辺に多いのが、山の土中の水の停滞や乾燥により起こる竹藪化です

 

 

十年もすれば、コンクリートにはヒビが入り、水の停滞は徐々に改善されますが

 

その時点で、土の荒廃が進み、竹や笹のみの植生になっていると

 

山崩れのような大規模な土壌改善が無い場合は、竹の勢いを減らして、広葉樹が育つ猶予を作る作業で、再生を早めたいです

 

 

この作業も、私たちが一緒にやりながら伝えられます

 

 

 

もっと身近なところで、知らず知らずの内に地球の再生を阻害してしまっている作業は

 

「定期的な、刈払機による草刈りや下刈り」「除草剤を撒く」です

 

 

どちらも、3年程は経過しないと、安定した太さにまで育たない広葉樹の若芽を、摘んでしまっています

 

 

 

 

とにかく、今の日本で、切った方が良い広葉樹は1本も無い、と言えるほどなのです

 

 

原生に近い植生バランスになっていたら、もう人間が手を入れる必要は無いので

 

竹藪整備や、人工林の針葉樹の間伐や、藪化しそうな場所の維持管理(栽培でも良い)に、労力と時間を割いて欲しいです

 

 

草刈りも、どうしてもやらなければ不快なところ以外は、ただ切るのではなく、広葉樹が生える手助けをして欲しいです

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ最近、対応に追われている

 

崩れる起伏や傾斜が無く、水の動きも長年滞ったままという、地球が自ら再生するには最悪な環境なのが

 

日本では当たり前になっている、「水田」です

 

 

「水田」用の田圃は、栽培や管理をし続けている圃場でさえも、土が極端に痩せているところが多いですが

 

それを放棄した不耕作田圃は、心地良い生き物は殆んどおらず

 

不快で毒がある虫や、棘があったり屈強過ぎる植物だらけの、質の悪い藪に向かいやすいです

 

 

更に「水田」は、水を確保する為に、「水路」と「溜め池」や「ダム」がセットになっていることが多いです

 

 

老朽化したコンクリートの「水路」は、水が漏れ、周辺を水溜まりや過湿という、腐敗しやすい状態にします

 

 

これは、ある水路を作った様子ですが、山が地形的な安定を失い、崩して元に戻ろうという再生作用が、数百年単位で起こり続けます

 

 

 

「ダム」は、「人工林」以上に最悪と思える開拓で、周辺から上流の山を壊してしまいますが

 

下流域へは、ダムの底に堆積するヘドロの成分を含んだ水を、水路や河川、地下水にまで、放流し続けています

 

 

ブラックバスやワカサギ釣りが人気のダム湖もありますが、どちらも、水質汚濁への適応力が高い魚です

 

 

 

日本の山は本来、こんな湧水を流出し続けられる力を、持っているのですよ

 

 

 

 

お米は、ヒエ・アワなどが混ざる雑穀になりますが、「水田」ではなく「畑(乾田)」で、陸稲(りくとう)として作れます

 

 

皆さんにも馴染み深く、数もとてつもなく多い、藪化しつつある「水田」の「開拓跡」を

 

畑化、果樹や雑木の山林化、そして、水も生き物も多様に循環する本来の自然の姿に戻して行くことは

 

私たち世代の大きな宿題であり、これからの世代の暮らしにとって、必須の課題です

 

 

私たち「めぐり郷」と、私たちが暮らす地域では、この問題に真剣に取り組んでいます

 

 

山の手入れも進め、5年以内に、遅くとも10年以内には、地域内での山からの天然湧水も、復活させます

 

 

 

人手が必要です

 

そして、人手を増やす為にも、私たちの活動を持続させる為にも、支援が必要です

 

 

ご賛同いただける方、同じ志を抱く方

 

私たちの地域での試験的要素も含んだ活動と、皆さんの地域の自然と暮らしの再生に向けて

 

共に、歩みませんか?

 

~自然と生き物のシンフォニア~
これからの世代の「生き方の選択肢」が増える為に
多様性×循環   「めぐり郷」大分県由布市
開拓跡を原生に還す
失われかけている日本の古き良きを体現し後世に伝え残す
地球と共に生き物を育む「シンフォニア農法」考案者、かじか

 

「シンフォニア農法」については、こちらから①~④まで

 

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