皆さん、こんばんは
更年期以降の方に多くみられる「朝起きたとき、手がこわばって握れない」「指が腫れて痛み、ぞうきんが絞れない」「ビンのふたが開けられない」「関節が太くなり、変形してしまった」症状…皆さんの周りにも辛い症状を話す方、いませんか?
こんな症状が出たときには整形外科を受診して、レントゲンや血液検査をして原因を調べてもらいますよね
しかし検査結果に異常は見られない
「歳のせいですね」「あまり使わないように」など、湿布や痛み止めなどで症状を抑えるだけで、根本治療は見出せないのが現状です
最近になり、これらの症状は「エストロゲンの減少」に伴って起きることが分かってきているようです
エストロゲンは手指の血管を拡張して血流をよくし、関節の「滑膜」を柔軟に保って腱や腱鞘を保護しているので、減少することで腱や関節が腫れて痛み、動かしにくくなり、こわばりが起きやすくなります
エストロゲンの変動に伴って起きやすくなる女性の手指の病気
・バネ指・・・母指、中指、薬指に多く、指の曲げ伸ばしで「パチン」とひっかかる
・へバーデン結節・・・指の第一関節に腫れと痛みが起きて、やがて変形する
・プシャール結節・・・指の第二関節に腫れと痛みが起きて、やがて変形する
・手根管症候群・・・親指から中指までの正中神経が圧迫され、しびれが生じる
・母指CM関節症・・・母指の根元が痛くて、ペットボトルのふたが開けられない
・ドケルバン病・・・手首の母指側が腫れて痛む
これら「メノポハンド」かな?と思ったらホルモン補充方法も選択肢のひとつとして考えるのもいいと思います
痛みに対しては湿布や鎮痛剤、ステロイド注射など
それでも改善しない場合は外科的手術が有効な場合もあるようです
そこまではしたくないなぁ・・・
そんな方にオススメなのが
◎食べ物では
エストロゲンとよく似た構造体の大豆製品(納豆、豆腐、豆乳)などを取り入れること
◎手首のストレッチ
肘と腕を伸ばした状態で、手首を反らします。
反対の手で手首が下に向くように添えて10秒(痛気持ちいところで止めてね)
◎指の開閉運動
ゆっくりと指と指の間を広げて10秒(大きくパー)ゆっくり戻す
※熱感がある時には動かさずに冷やしてあげましょう
更年期に起きるたくさんの不調でうんざりしますが、自分を労わりながら癒しながら乗り越えていきましょうね