たぶんご存じだとは思いますが、
I like you. のlike は動詞です。
でも日本語に訳すと、 「私はあなたが好きです。」ってなりますよね。
主語は「~は」とか「~が」とかの部分、って思っているから、
「あなたが」の部分も主語みたいにも見えかねません。
Iが主語であること、そして、youは主語でないこと、はわかっているかと思いますが、
それはなぜでしょうか?知ってましたか?
それはすべて「語順」です。
英語では、文頭に出てくる名詞(前置詞が前にくっついてないとき)が、主語で、
動詞の後につくものはその動作の「対象」に当たるもの、つまり目的語であることがほとんど。
だから、語順で、I が主語、you が目的語と決まるのです。
日本語は、ここまではっきりしたルールがなく、また語順も結構どうでもいいので、
「私は」「あなたが」「好きです。」でも、「あなたが」「私は」「好きです。」でもOK。
そして、ここでの「あなたが」のがは、「あなたを」の意味ですよね。
日本語では語順が関係ないぶん、代わりに、このような「は」とか「が」とかが
意味を決めているのです。
ここで、like が動詞、という話で、また私が最近の本にも書いた、
「予測読み」の話をさせてください。
I likeで止まると、気持ち悪くないですか?
I like で止められると「何を?」もしくは「誰を」と思いませんか?
だからlike は後ろに何かをつけずにいられない動詞です。
後ろに何かをつけなければ、どうしようもない動詞。
他の単語と結びつかなければ落ち着かない動詞。
そんな動詞のことを「他動詞」というのです。
この「他動詞」とか「自動詞」という言葉を知っていても、
ちゃんと理解していない人が多いですが、
実は英語の語順と骨組を理解するうえで、これ以上に大切なことはありません。
He died. → ご愁傷様です。。。。「いつ?」「どこで?」「どんなふうに?」「誰と?」「なぜ?」
I like →えっ、「誰を?」「何を?」がないと文が終わらないよ。
こんな風に、先に「何を」「誰を」もしくは「誰に」という「対象」をつけないと英文にならない、
そんな世界をもつ動詞がほとんど。そしてそれを他動詞といいます。
うん、今日はこの辺にしておきましょう。
また是非、一緒に勉強してくださいね。
前回の復習はコチラを是非!
私の働く楽しいスクールはコチラ!