こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問いただきありがとうございます。
不登校親の会カラフルを町田市にて開催しました。
告知が直前だったにも関わらず
10名のお申し込みがありました。
開催した『まちの縁側一丁目加々美さんち』を管理されている翁さんや
町田市で探求フリースクール『マチラボ』代表の広田さんもいらっしゃり
色々なお話を聴かせてくださり
大人14名(主催含む)と子供3名の
にぎやかで、でも温かい会になりました。
リアル開催のよさは
色々な人の色々な話を聴けること
いや、オンラインでももちろん聴けるのですが
オンラインの会だと、中々雑談をするような時間は取れなかったんです。
ですので、会が始まる前や帰り際、
ちょっとした隙間時間にでも
話すことが出来たこともとても嬉しかったのです。
会が終わったあとに
元々知り合いではなかったメンバー達が
立ち話をしている様子を見て、とても嬉しくなりました。
私は、人と人が繋がっていくところに関わるのが好きなのだな~なんて思いました。
オンラインは、遠くにいる人とでもつながることができる
気軽に色々なことにチャレンジできる
などの良さがあります。
私も普段オンラインでつながる機会が多いので、
色々な人とつながりやすく、得るものもとても大きいことを感じています。
コロナ渦でリアルで中々会えない状況を経て
オンラインでつながる世界が広がってきたからこそ
リアルで会うということの良さ、ありがたさを感じることができます。
色々な人の話を聴く意味
参加された方々は、『不登校』をキーワードに繋がりましたが
それぞれのご家庭の状況やご自身の心境など
1人として同じ方はおらず、さまざまです。
なので、お一人の方のお話を聴くだけでも
新しい世界への扉を開いてくれます。
不安に感じていたことでも
ある人にとっては不安ではなく
またある人にとっては不安でもいいよねとOKを出せるもの。
今は親子でそれぞれハッピーな道を進んでいる家族も
子どもが不登校になった当初は
親子共々苦しんで過ごしてきた方、悩んできた方は多いと思います。
その過程で知ったこと、学んだこと、乗り越えたこと、自分を変えたこと…
色んな人のそういう経験を聴けることは
本当にありがたいです。
苦しんでこられた方は、他人の痛みも分かるものです。
だから、みんな優しい。
会の名前の頭に『不登校』ってついているけれど…
子どもの不登校は親にとってもきっかけに過ぎないと思います。
初めてお会いした方の深い深い思いを聴かせてもらえること
短時間で深い思いを共有できる機会って本当に特別だと思います。
もし、不登校が『問題』ではないとすれば…
こういう機会って本当得難いものではないでしょうか。
初めてお会いした方と、心の深い部分を共感しあえる場所って
とてもとっても素晴らしいのではないでしょうか。
不登校が問題でないとすれば、何が問題?
実は、不登校ってよく考えると問題ではないんですよね。
今の日本という社会では、はみ出ているように見えてしまうのですが
根本的な問題では全然ない。
行きたくないところに行かないだけ
したくないことをしないだけ
周りに合わせて我慢するのではなくて
自分を大切にしているだけ
学校に行かなくても憲法違反ではないし
人間としてダメなわけでもない。
根本的には不登校はなんの問題でもないんです。
でも、今の社会では、今の時代では、学校というシステムが組み込まれていて
ほとんどの人がそれに従って教育を受けているので
社会のシステムからはみ出ることを問題視しているだけなんですよね。
子どもが学校に行かないことが根本的な問題ではないとわかったら
この苦しみは何???
他のところに課題があることに気が付きます。
例えば
本当の自分の気持ちを大切にしていないで
周りに合わせるようにして生きてきたこと
周りにどう思われるかを気にして
自分を抑えつけて我慢してきたこと
周りと比べて優劣をつけていたこと
自分にはいろいろな能力がないと思い込んで来たこと…
まあ、全部私のことですが(笑)
私は自分自身の気持ちよりもまず先に
社会に合うように自分を変えてきたところがあります。
職場で、暗黙のルール的なものには
何も疑問を持たずに従っていました。
目上の方の意見には、多少嫌でも従ってきました。
注意を受ければ、自分を責めながら謝ってきました。
子どもがトラブルを起こせば、相手の方がどう思われているのかが心配で
なぜ我が子はそんなことをしてしまうのだろうと嘆いていました。
いや、もちろん、誰かを傷つけたりしたら、それは償う必要があるのかもしれません。
誠心誠意、許してくれるまで謝ることが必要なこともあるでしょう。
でも、目上の人だからって、従わないといけない理由にはなりません。
注意を受けたとしても、それが何かよくないものなら、直せばいいだけです。
自分を責める必要なんて、全然ないです。
親の私自身が、周りへ過剰に適応してきた状態で
自分自身が本当はどう思っているのか、どう考えているのか
そこは見ないようにて生きてきたのだと思います。
子どもが学校へ行かないことを問題視していた背景には
私のこういった周りへの過剰な適応がありました。
不登校が問題でないと分かったとしたら
どうして子どもが不登校であることを
辛いと思うのか自分に問うことが
これからの世界を広げるキーになるかもしれませんね。
仲間がいるからできること
このように、子どもが学校に行かないことを問題視しないことで
自分の感情や思い込みにフォーカスすることができます。
そして、自分自身の気持ちを大切にしながら
少しずつ心の反応や状態を変えていき
子どもへの見方を変えていき
子どもとの関係を改善し
子ども自身も変わっていく…
1人では、中々、中々、中々、難しいのではないでしょうか
でも仲間がいれば、やりやすいです。
やはり、周りのお子さんはほとんど学校に行っているし
子どもが学校へ行かない選択をしたことを認めてあげたいけれど
周りから「このままじゃ将来たいへんだよ」と心配されたり
「○○すれば学校にいけたよ!」などアドバイスをもらったとしたら
焦ったり、不安が大きくなったり、落ち込んだりします。
同じ境遇の仲間がたくさんいれば
こんな風に自分を大切にできた
こんな風に子どもを見守れるようになれた
って分かち合うことができると思うんです。
だから、同じような思いを持った人が繋がれることがとても大切なのだと感じています。
だから、親の会などで
自分の思いを言葉に出して話し
他の人の話に耳を傾ける。
そして、お互いの心の深い部分を共有しあえることが
とてもとても大切なのです。
今回、親の会カラフルにご参加くださったみなさま
貴重なお話を聴かせていただきありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています。
Zoomでのカラフルも予定しております。
日程が決まり次第、お知らせいたします。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
カラフルは、リアルとオンラインで
親の会を開催しております。
12月の開催日が決まり次第お知らせします
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