不登校は、間違った目標に突っ走っていた私に訪れた転機 | 不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

子どもの中には、人生の道しるべとなる内なる教師がいます。
本来持っている生命力を取り戻し、子どもが内なる教師の声を聞き、力を発揮できるようサポートしていきましょう。
不登校や病気などの試練は、とても素晴らしい贈り物になり得ます。

こんにちは。

 

モンテッソーリ教師のめぐみです。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

 

紫陽花の季節になりましたね♡

 

 

 

私は子どもを生んでから

 

寂しさを抱えながら生きてきました。

 

 

 

 

それは今思うと不思議な位なのですが

 

私はやりたいことを我慢して

 

ひたすら子どものためになるようなことを

 

頑張っていたのです。

 

 

 

 

 

だからいつも

 

なんだか寂しいな〜と感じていたのに

 

気がつかない振りをしていたんです。

 

 

 

 

 

それは、

 

自分の人生を生きていない寂しさ

 

だったのだなと今ならわかります。

 

 

 

 

 

 

子どもが自分の能力を

 

最大限に伸ばしながら

 

育っていくことを目標にしていました。

 

 

 

自分を犠牲にしながら…。

 

 

 

 

 

それは間違った目標だったんです。

 

 

 

 

それに気がつかせてくれたのは

 

子どもの不登校。

 

 

 

 

 

子どもの不登校は

 

間違った目標に向かって突っ走る私に訪れた転機。

 

 

 

今回はそのことについて書いてみます。

 

 

 

 

 間違った目標に突っ走ることになった理由

;

 

 

子どもを妊娠する前は

 

毎日それなりに楽しく生きていた私。

 

 

 

 

通信機器メーカーで働いていた私は

 

少しずつ任される仕事も多くなり

 

残業続きではありましたが

 

資格取得の勉強が趣味でもありました。

 

 

 

夏は登山とサーフィン(ボディーボード)

 

冬はスノボを楽しんでいました。

 

 

 

大型連休は

 

旦那のバイクの後ろに乗り

 

キャンプをしながら転々と全国を回っていました。

 

 

 

 

他には、ダンスを習ったり

 

美術館やコンサート、ライブや映画が好きでした。

 

 

 

 

お気に入りの部屋で

 

お気に入りの家具を集めて

 

毎日生活を楽しんでいたんです。

 

 

 

 

そんな私が子どもを妊娠した途端に不自由に。。。

 

 

 

切迫流産、切迫早産で

 

動けない!

 

 

 

動けないので、仕事を在宅ワークに切り替え

 

家で仕事するものの座ることもきつくなり。。。

 

 

 

産休に入るずいぶん前から休職することにしました。。。

 

 

 

 

リーダーとして初めて任された仕事は

 

最後までやりきらずにフェードアウト。

 

 

 

 

寝たきりで何もできず。

 

 

 

 

 

しまいには入院することになり

 

そのまま早産で出産。

 

 

 

 

 

NICUに入った息子に心臓病の疑い。

(半年後の検査で、正常であることがわかりましたが)

 

 

 

 

 

自宅に帰ったものの

 

1人で心臓病かもしれない息子と日中は2人きり。

 

 

 

 

早産で生まれたときに

 

いくつか問題があったこともあり

 

呼吸が心配だったんです。

 

 

 

 

ときどき苦しそうに息をしている(ように見えた)息子。

 

 

 

泣きながら、NICUや小児科に電話を掛ける私。

 

 

 

ちょっと精神状態がおかしかったのかも???

 

 

 

 

 

息子は息子でとっても繊細で

 

私がいないとずーっと泣いているような人。

 

 

 

 

それでも最初は赤ちゃんの息子を

 

義理の両親や親に見てもらいながら

 

夫婦で山へ行ったり、映画に行ったりしたのです。

 

 

 

 

でも…

 

いつからか罪悪感を感じるようになりました。

 

 

 

 

遊ぶことは楽しいはずなのに

 

外にいても誰といても

 

息子のことを気にしている私。

 

 

 

 

 

遊ぶことを全然楽しめていない。

 

 

 

 

次第に、自分の生活を

 

楽しむことを諦めていきました。

 

 

 

 

 

でも、そんな私にも運命の出会いがありました。

 

 

 

それは

 

モンテッソーリ教育

 

 

 

 

息子が入った保育園が

 

たまたまモンテッソーリの保育園で

 

興味を持った私は、本を読み漁り

 

しまいには会社を辞めて学校に通い

 

モンテッソーリの保育士に転職しました。

 

 

 

 

 

 

これなら、罪悪感を感じずに

 

楽しみながら

 

息子のためになることができる!!

 

 

 

期待を胸にスタートしたんです。

 

 

 

 

 

ところが…

 

 

子どもに関わる仕事は初めて。

 

 

 

全然うまく子どもと関われないんです。

 

 

 

いるだけで、子どもにとって悪影響な保育士。

 

 

 

先輩保育士にそんなことを言われたり

 

自分でもそう思っていました。

 

 

 

 

自分の無力感、無能感、劣等感などを

 

感じながら仕事をしていくことになったんです。

 

 

 


 

楽しくて、大好きで始めたことなのに…。

 

 

 

 

 

息子が小学生に上がると

 

友達とのトラブルが多くなりました。

 

 

 

 

学校の先生に呼び出されたり

 

相手の親とのトラブル。

 

 

 

 

 

このあたりで、間違った目標へと向かって

 

スパートをかけ始めました。

 

 

 

 

 

ひと様に迷惑かけないようにしないと!!

 

 

 

たとえ、苦手な部分があったとして

 

それをあまりある長所で補えるようにしてあげないと!!
 

 

 

コミュニケーションは苦手でも

 

考える力があり、じっくりと学びを深めていくことができる息子。

 

 

 

とにかくそこを伸ばしてあげよう。

 

 

 

 

息子の知的好奇心を伸ばしてあげることに

 

執着し始めました。。。。

 

 

 

 

 

 間違った目標を突き進むとどうなるの?

 
そのときどきに分かれ道があり
 
それを自分で選んできたんです。
 
 
 
次の道は、それ以前の経験から得た
 
情報や教訓の積み重ね。
 
 
 
今までの私は
 
過去と今と未来は一直線だと思っていました。
 
 
 
 
だから、大きな人生の岐路というよりも
 
小さな分かれ道の積み重ねで
 
どんどん間違った目標・未来へと
 
近づいていきました。
 
 
 
 
 
自分の楽しみを選べずに、幸福感を感じない生活
 
 
子どもへの心配を払拭できずに積み重ねたこと
 
 
無力感、無能感、劣等感に向き合わなかったこと
 
 
 
 
そういった心の状態をそのままにしてしまったから
 
 
間違った目標
 
 
「息子のよさを伸ばしてあげて」
 
 
「ダメな親として思われないこと」
 
 
に向かって突き進んでいったんです。
 
 
 
 
間違っていることに気が付かずに。
 
 
 
 
 
”間違っている”と書いているのは
 
この目標を目指しても
 
本当の幸せだったり
 
エネルギーが湧いて溢れるような人生へは
 
向かえないからです。
 
 
 
 
 
 
なんでうまくいかないんだろう
 
 
 
なんか疲れてきた
 
 
そんな風に思い始めたころに
 
息子が不登校になりました。
 
 
 
 
 
 
こうやって書くと破滅の香りしかしないし
 
ひどい母親です。
 
 
 
 
だから
 
息子は不登校になって私に教えてくれたのかもしれない
 
ってそういうパラダイムを採用するとなんだかしっくりきますね。
 
 
 
 
10年くらいかけて進んできた道が
 
本当に望む方向ではなかったことに
 
やっとやっと気が付いた私です。
 
 
 
 
 

 転機だと思うことが大事!次のチャンスにも乗れる

 

 

息子の不登校は私にとっては転機となりました。

 

 

 

 

この10年でため込んだ

 

自分を否定する気持ちや

 

寂しさを少しずつ手放していきました。

 

 

 

 

子どもに対する過度の心配や不安に

 

さようならと手を振りました。

 

 

 

 

良い母親でいなければいけないという執着心や

 

息子の教育に対する執着心を

 

べりべりと剥がしていきました。

 

 

 

 

こうやっていろんなものを少しずつ手放していきました。

 

 

 

 

するとどうなったかというと

 

手放した分、新しいチャンスが舞い込んできたんですよね。

 

 

 

 

 

 転機だと思うことが大事!次のチャンスにも乗れる

 

 

これはもしかしたら転機なんだろうか???

 

なんて思わなくても

 

 

これは転機なんだ!!!!!

 

って決めればそれは転機になります。

 

 

 

 

私も妊娠してからの出来事を振り返ると

 

ここは分かれ道だった

 

とか

 

ここでもう少し真剣に考えたらよかった

 

とか

 

逆にここは逃げてもよかった

 

とか…

 

 

 

 

今思えば

 

もっといい道を行けたかもしれないな~なんて

 

思います。

 

 

 

 

 

 

 

私がまず向き合った方がいいのは

 

置き去りにしてきた自分の心

 

ワクワクすることだって。

 

 

 

 

 

 

とは言っても

 

失敗は成功への過程です。

 

 

 

 

こうやって色々考えて乗り越えていくことで

 

他の誰かに対しての共感力を手に入れたんです。

 

 

 

 

実体験したことは、貴重な宝物ですよね。

 

 

 

 

これからは

 

人生の選択が必要な場面で

 

「もしかしたらこれは人生の岐路?」

 

だって、アンテナを張ることができるでしょう。

 

 

 

そうしたら、パッとチャンスに

 

飛び乗ることができるかもしれません。

 

 

 

気が付かないで通り過ぎたとしても

 

また学びが増えて、それもOK!

 

 

 

 

そんな物語も楽しめたらいいですよね。

 


 

 

 

 まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

 

私は、知らず知らずのうちに

 

間違った目標に向かっていました。

 

 

 

 

人生は過去の積み重ねだと思っていました。

 

 

 

システムエンジニアから保育士に転職したときに

 

今までの経験が一つも使えない!

 

なんて感じたのです、そのときは。

 

 

 

 

でも今思うとまったくそんなことはなく

 

システムエンジニアをしていたときに親しんだITは

 

苦手意識を感じずに使うことが出来ますし

 

こうやって文章を書くことが楽しいのも

 

過去に沢山書いてきたからです。

 

 

 

 

なにより、

 

子どもを預ける親側の視点に立つことができる

 

 

 

 

それが自然にできることは

 

大きな力になっています。

 

 

 

 

 

 

未来は、過去の積み重ねではなく

 

今の自分が作っていく

 

 

そんな考え方も少しずつ

 

採用できるようになっていきました。

 

 

 

 

 

 

 

私は本当には望んでいない方へと

 

向かっていたかもしれませんが

 

ものすごく頑張っていたことはわかります。

 

 

 

 

人生の中で

 

こんなに必死で頑張ってきたことなんて

 

もしかしたらなかったかもしれないってほどに。

 

 

 

 

確かに苦しい思いを

 

抱えていたかもしれないけれど

 

今思えば

 

キラキラ輝いています

 

 

 

 

今ならできないであろう

 

体力ギリギリの生活を

 

必死にやっていましたよ。

 

 

 

ストレスギリギリの時期も

 

なんとか通り過ぎてきた自分。

 

 


 

そんな自分に

 

「いいね!」

 

「すごいね!」

 

って言葉を贈ります。

 

 

 

 

 

誰もがそんな時期、きっとありますよね。

 

 

 

 

頑張ってきたね。

 

 

自分に対してそんな風に声を掛けられたら

 

なんだか癒されていきますね。

 

 

自分が一番

自分のことをわかってあげたいですね。

 

 

 

ここまでお付き合いいただき

 

ありがとうございました。