こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問いただきありがとうございます。
うかれた題名ですみません
息子は小6ですので、
そろそろ卒業シーズンです。
この時期
気持ちが沈んだり
なんとなく悲しい気持ち
切ない気持ちになる親御さんも
いらっしゃるかもしれません。
何故なら
我が子は卒業式に
出席しないから。
私、卒業式や卒園式が大好きなんです。
よそのお子さんの式でも
号泣してしまう位
感動します。
生まれてから色々なことが
あったのだろうと思いを巡らせて
感動してしまいます。
(よそのお子さんなので
色々とは知らないのですが笑)
そんな素晴らしい卒業式に
我が子が出ない。
そりゃあ、悲しいです。
涙が出ます。
でもね。
「なにが与えられているかではなく、
与えられたものをどう使うか」
岸見一郎・古賀史健著の『嫌われる勇気』
に書いてあった言葉。
アドラー心理学は
「所有の心理学」ではなく
「使用の心理学」です。
どうしようもないことを嘆いても
どうしようもないじゃないですか。
だって、私がどう頑張っても
息子は卒業式に出ないのだから。
たとえ卒業式に出たとしても
それまでの学校生活を
過ごしていないし。。。
ポツンとそこだけ参列しても
アウェー感半端なく
むしろ参列したくない。。。
どう頑張っても
叶わないんです。
だったら、考えてもしようがない。
「与えられたものをどう使うか」
を考えたいと思います。
きっと卒業式のような
一般的に親が幸せに感じるような
経験はできませんが、
別の経験が出来るんです。
昨日『ヒキタさん!ご懐妊ですよ。』
という映画をみました。
Amazon primeでレンタルして
大泣きしました〜。
中々妊娠できない夫婦の
絆の物語り(あと家族や周りの人もね)
だと思いますが…
我が家に重ねて観ていました。
どの辺りが重なるのかというと
我が家の話も映画に出来る位
感動するストーリーだな〜
と思ったんです。笑
本当なんですよ。
だって1年半前
息子が不登校になった頃、
息子は明日も生きているよね?
…って状態だし
私も不安で辛いのに
周りからは責められる。
自宅を逃げ出して
実家で少しずつ心を癒し、
そして再スタートを切った。
最悪だった夫との関係が
少しずつ思いやりのあるものに変わり、
何も言えなかった義母へ
嫌なことは嫌だと言えるようになった。
「こんな風にされて
嫌なんだーーー!!!」って叫んだ。
そんな中でも義父は
出来るだけ味方になろうとしてくれた。
そして
義母の言動を許せるようになり
それと同時に
自分は自分でいいじゃんって認め始めた。
義母とは徐々に横の関係に変化し
お互いに思いやりが生まれてきた。
怒りや恨みの気持ちが
少しずつ少しずつ
風に吹かれて飛んで行った。
断絶していた
息子と祖父母の関係が
少しずつ歩み寄りをみせ、
今まで、子ども中心
家族のために生きていた私が
自分のやりたいことを見つけ
毎日を楽しみ始めた。
いつの間にか
家庭の中に愛情があふれていた。
息子に対しても
無条件に信頼することが
できるようになってきた。
息子自身も
紆余曲折ながらも
やりたいことをし続けて
来春からはフリースクールへ。
(今ココ!)
え?普通過ぎます??笑
でも、この映画を観たとき
同じだ!!って思ったんです。
この感動って
卒業式では味わえない。
学校に通って卒業することって
本当に本当にすごいことなんだって思います。
そして、それと同じように
学校を行かないことに決めた息子も
それを受け入れて関係性を変えてきた家族も
本当に本当に素晴らしいのだって思います。
どちらも素晴らしい。
みんな素晴らしい。
みんなが自分の人生を
一生懸命生きていることには
変わりないのだから。
もし、不登校の卒業生を持つ親御さんが
悲しい気持ちを抱えて
どうしようもなく辛かったら
もう一度、ご自分とお子さんの姿を
よ~く見てみてくださいね。
きっと、一生懸命に生きている
姿がみえるでしょうから。
でも、悲しくても辛くてもいいんですよ。
自分自身の本当の気持ちに
気が付くところからでしか
その先には進めませんからね。
そこがスタートです。
・・・ということで
小学生を卒業までのあと1か月。
目の前にある幸せを感じながら
過ごそうと思います。
ときどき、涙が出てくるかもしれませんが
それすらも楽しんで。
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました
