こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問いただきありがとうございます。
子どもに怒ってしまう自分を
変えたいと思っている方は多いかもしれませんね。
感情的に怒ることのデメリットは、
大きいですから…
私も今の職場に入りたての頃
毎日のように怒られていましたから
そのデメリットが身に染みてわかります。
最初に怒られたときは
言われたことを直そうと
自分なりに考えて工夫するのです。
ですが、またうまく出来ないと怒られる。
次第に自分の頭で考えなくなり
その人に怒られないように
神経を集中するようになります。
顔色を伺いながら過ごします。
もしかしたら怒られるかもしれないと
恐怖心でいっぱいになります。
どんなパターンで怒られるか、
怒られてもダメージが少ないように
シミュレーションや心の準備をしておきます。
本来仕事に使うはずのパワーを
怒られ対策に取られ、
心身すり減ります。
感情的に怒ることで
相手のパワーをかなり奪っていることに
なると思います。
ですが…
そうはわかっていても
今度は怒らないようにしようと決意しても
怒りの感情が湧いてしまうと
それを制御するのは
本当に大変だと思います。
本当は怒りたくないのに
頭ではわかっているのに
怒ってしまう…
その場では我慢できたとしても
また何かのきっかけで
更に感情が爆発してしまう。
そして、怒ってしまってから
後悔の嵐。
なんで怒ってしまうのだろう。
こんな自分はダメな母親だ。
そんな風に自分を責めてしまうかもしれません。
私もそうでした。
ちょっとしたことで感情が爆発して
抑えられないんです。
自分のことを
意思が弱いのだと思っていました。
でも本当に??
怒りのエネルギーって凄いんです。
それを飲み込んで我慢するのって
かなり難しい。
漫画とかだと、
両手の握り拳をワナワナと震わせて
あとで壁に穴を開けてしまうほどのパワー。笑
怒りは抑えるのが難しい感情だと思います。
でも怒らなくなる方法はあります。
ただその方法を知らないだけ。
私は残念なことに
怒ってしまう母親でしたが
今はほとんど怒らない人になりました。
ここでは、
私が怒る人から怒らない人になるまでに
有効だったと思うことを
書いてみたいと思います。
怒らないようになるには
次の3つのことをするといいかと思います。
1つ目
普段どのくらい我慢したり、
頑張っているのかを知り、
そんな自分を認める。
2つ目
解消されていない悲しみ、
苦しみがあることに気がつき
それを癒していく。
3つ目
怒りの裏側にある感情を知り、
そんな自分を認める。
普段頑張りすぎている
我慢し過ぎている
だから余裕がないんです。
余裕がないと、
ちょっとしたことで
怒りが爆発したりします。
私は外でものすごく気を使う人でした。
その場所その場所で
自分を周りに合わせて
変えていたのだと思います。
そこで受け入れてもらえるような
自分を演じていたのかもしれません。
ですから、もうそれだけでヘトヘトです。
そして、良くも悪くも
愚痴を言わない(言えない)人なのですよね。
だから、どんどん自分の中にたまっていきます。
心の中の
ストレスコップがいつもいっぱい。
そこに、
唯一リラックスできる家の中で
ちょっとしたストレスが掛かると
ブワーっと怒りとなって溢れてしまうのです。
外でしたら、
そこで我慢機能が働くのですけど
我慢機能を解除している家ですから…
もう制御が出来ません。
ですので、
普段頑張り過ぎていることや
普段我慢し過ぎていることを
まずは知ることが第一歩かな〜と思います。
そして、
頑張り過ぎていたり
我慢し過ぎていることを止めるなり、
頑張らない、我慢しないに変えていきます。
私は、
ひとつひとつ気がついたところから
変えていきました。
嬉しくないのに、楽しくないのに
笑わない。
本当は思っていないのに賛同しない。
嫌な気持ちになったら、
そのままにしない。
無理して〇〇しない。
(〇〇=やりたくない事)
どうしてもしないといけないときは
「やりたい」に変えてから取り組む。
・・・
このように気がついたところから
行動を少しずつ変えていきました。
もしできないときがあっても
自分を責めないようにしました。
そうしていくと徐々に、
頑張り過ぎがなくなり
我慢し過ぎがなくなって
自分を大切にしながら過ごせるようになりました。
それにより
無駄に使っていたパワーを
好きなことに使えるので
余裕が出てきたのですよね。
ストレスのコップが
あまりたまらなくなってきました。
我慢していると他のデメリットもあります。
自分は我慢しているのに、
好きなことを楽しんでいる
子どもを見ると、
怒りが湧いてくることです。
それはもう
嫉妬に似たような感情かもしれませんね。
次に…
まだ解消されていない
悲しみや苦しみに気がつき
癒していくことですが。。。
そういう悲しみや苦しみを抱えていると
それが地雷となることがあります。
例えば…
周りに馬鹿にされたような経験があり
その悲しみをまだ心に抱えていたりすると、
思い込みだとしても
馬鹿にされたと感じた瞬間
怒りが湧いてくるかもしれません。
だから、この例だと
馬鹿にされて傷ついた心を
癒やしていくとよいのだと思います。
癒し方は、きっと色々あるのでしょうね。
プロのカウンセラーさんや
コーチの方に頼るのも1つの方法。
ですが、私はこんな方法で癒しています。
想像上で過去の私に戻って
そのときの感情を再び感じて
悲しかったことを吐き出します。
(シチュエーションなど
出来るだけ具体的に思い出すと
効果も高い気がします。)
そして、ノートや口に出して
悲しかったことを言葉にしていきます。
そして、もう1人の私が
辛かったね、悲しかったよねって
寄り添ってあげます。
スッキリするまで何度でも。。。
たったこれだけでも
効果ありです。
ですが、癒し方は
きっと人それぞれだと思います。
あなたにいい方法が見つかりますように。
そして、最後は…
怒りの感情の裏側にある
気持ちに気がつくことです。
これは結構面白いです。
怒りの裏側には
色んな感情がぐるぐるしています。
怒りは2次感情だって言われています。
怒りの裏には
必ず何かの感情(1次感情)が
隠れているらしいのです。
その1次感情に誘発されて
湧いてくるのが2次感情です。
1次感情は、
悲しみ、寂しさ、恐怖、不安、孤独、罪悪感…
といった、ネガティブな感情です。
ですので、
悲しみなどの1次感情に気づき
マインドを転換出来たなら、
怒りが湧いても消えていきます。
相手ではなく、
自分の心に意識を向けてみる
ということです。
これは、怒っているその瞬間に
やると効果的です。
そして、面白いです。
色んな感情が渦巻いていたことに
気がつくかもしれませんね。
分かってもらえない悲しみ
蔑ろにされたような寂しさ
軽い存在だと思われたような傷ついた気持ち
言いようもない不安
なんとかしなければという焦り
先が見えない絶望感・・・
こんな感情が渦巻いているかもしれません。
怒っているときに
自分の感情の渦から少しだけ離れて
1次感情を見つめてみると
自分の感情のパターンや仕組みが
少しずつ見えてきます。
怒りの裏に隠れていた感情に気がつけば
それを認めてあげれば
いいのではないかなぁと思います。
先ほど書いたように
悲しいね、寂しいね、辛いよねって。。。
怒りは6秒過ぎれば、
冷めてくるらしい。
ってことは、
1次感情に向き合っているうちに
怒りがだんだん冷めてきます。
私がよくやるのは
怒りが湧いてきたときに
トイレなどに退避しながら
1次感情を見つけます。
するとトイレから出るときには
怒りはどこかへ行っちゃっていますよ。
意外と簡単に
怒りんぼ母さんとはおさらばできました。
この先には続きもあります。
相手への共感。
自分の感情に向き合ったあとは
相手を許す段階へいくかと思います。
そのお話は、次回書きます。
怒りについて
こんなことを言っている方がいました。
怒りのパワーって物凄いから、
それを何かに生かせたらいいよねって。
そんなこと考えたことありませんでした。
床磨きとか、窓磨きとか
トイレ掃除とか…
そういうのに生かしてみようかな。
めっちゃピカピカに磨けそう|* ̄∇︎ ̄|ニヤッ
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。
