公平に
中立的に
客観的に
こんなふうに自分では思っているつもりでも、
なかなかそうなれないのが普通だと思います。
人って、
自分が生きて来た中で、
よくも悪くも沢山の偏りがあるもの。
だから「ひとそれぞれ」の面白さがあるのですが。
ところで、私がドイツ・フランクフルトに住んでいた時、
ほぼ毎日見ていたある「写真」があります。
それはこれ、
![$うれしいカラダよろこぶココロ](https://stat.ameba.jp/user_images/20131118/12/megumillier/4b/f8/j/o0384026912753033153.jpg?caw=800)
私、この写真の中央に写っている人を、
何ヶ月もの間「男性」だと思っていました。
でも、ある日ふと、
写真の全体をぼーっと見たら、
なんと!!!!
ス、スカート!
スカートを履いている!!!!!
宙に浮くかと思うくらい驚きました。
あのときの衝撃は、今でも忘れません。
こういことが、
日々、脳の中で起こっているのです。
「これはこうだ」
「こうに違いない」
と決めつければ、
その通りにしか見えないのが、
脳のしくみというもの。
それ以外の見方が出来ないのが、
脳のしくみというものです。
都合がいいんです、脳って。
対象が、このように「見える」ものであっても、
そしてまた、「見えない」ものであっても同じ事。
都合がよいってことは、
そこに何らかの心地よさがあるから。
たとえ、疲弊してしまうくらい辛い思考でも、
脳にしたら、やはりそれは心地の良い思考なんです。
「良いと思ってやったのに・・・」
というあれです。あの気持ち。
脳の嫌がらせではない。
だけど、
受け取るものの器を広げたいと思う時、
もっと豊かな人生を生きたいと思った時、
こんな毎日嫌だーっと思った時、
この「勘違いしている心地よさ」を変更する必要があるのです。
今見ているモノは、
本当は違う見え方をしているのかも知れない。
時々、こんな風に思うことが、
日々をもっと楽しくする秘訣なのかな、と思っています。
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