きれいな水のつめたい流れ*銀色夏生 | 不完全なままで完全である

不完全なままで完全である

◇サイキックです、心のことのおたくです、保育士もやってます◇


漢方の勉強をするつもりが読書になってしまった・・・



わたしが好きな銀色夏生さんのつれづれシリーズ




作家であり


2児の母である彼女は


強くて弱い



人間の持つすべての部分を


自分 家族 仕事 友達 社会


を通してさらけ出している



その姿にアマゾンのコメントでは賛否両論


でもわたしは好きだ



偉そうなことを言うなら


ここまでココロを見せてみろ!って



自分にいっている




最新つれづれシリーズの中で


あらゆるところにヒットしたわたしであるが


この部分がドーンと響いた




    私は、自分の思っていることを


    素直に言える人が好きなんだなと思った。


    難しくではなく、鋭くでもなく、激しくでもなく、おもしろくでもなく、


    気のきいた言いまわしでもなく、ただ素直に言える人。

 

    それはたぶん、かなりむずかしい。


    というのもそれは、生き方全部に関係するから。


    素直に言えるためには、


    こうでなきゃいけない、こうでなきゃいけないっていう


    条件が、その後ろにどんどん重なっていって、



    それは複雑さではなくシンプルさを信条とし、


    その心のあり方、


    景色には隠れるところのない広がりを要求する。


    自分の思うことを素直に言える。


    いつでも、だれの前でも。


    それは、予想以上に高度な生き方だ。



                銀色夏生  きれいな水のつめたい流れより




先日書いた「キネシオロジー」のセッションで


わたしの中から出て来たアファメーションが



『思ったことを自由に表現する』



だったのだが


この 表現する・伝える ということを改めて考えた時に


その難しさと


そして 私がいかに頭で考えた


考えすぎた表現をしようとしているのかが見えてきた



だからこの銀色さんの文章が響いたのかもしれない



そしてこの本の裏表紙にはこんな言葉が



   ほとんどのことをやってきた。


   でもただひとつ、

   

   やり残したことがある。


   それは、人を愛すること。


   私は一人の男性とまっすぐに向かいあって、


   心から愛し合ったということがまだない、と思う。


   だから、次はそれに挑戦したい。




わたしも、それに挑戦したいと思っているところ。



きれいな水のつめたい流れ つれづれノート(17) (角川文庫)/銀色 夏生
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*最後まで読んで頂きありがとうございます。