龍くんが今朝、旅立ちました。
龍は、昨年3月に愛知県動物保護管理センター知多支所より引き取り、預りボランティアさんのお宅で暮らしていました。
去年16歳…。
何故、どうしてこの年齢の子を棄てることが出来たのか。
元飼い主には、強い怒りが込み上げます。
飼い主不明で、かなりの高齢ということ、痴呆の症状もあり、一般譲渡にはならず団体譲渡になり、看取りの引き取りでした。
センターでは、よろよろで散歩などはままならなかった龍ですが、預り母さんの温かい愛情の中、日に日に体力を取り戻し、普通にお散歩が行けるまでに回復していきました。
預り母さんもご家族の皆さんも、龍のお世話を一生懸命してくれました。
しかしながら、龍くんに残された時間はあまりなかったようです。
私の力及ばずで、なかなか里親さんを見つけることが出来ず、結局最後まで龍くんを看て貰うことになってしまい、預り母さんには深く感謝すると共に、大変申し訳なく思っております。
私が一番好きな写真です。↓
シャンプーが嫌いで、最初は抱っこも嫌がった龍。
それでも、母さんに抱っこされても怒らなくなりました。
龍は腎臓も悪く、フィラリア陽性。
最後は心不全だったと思われます。
痴呆も酷くなり、介護は大変だったことでしょう。
それでも母さんは
『龍が可愛いの』
『龍が抱っこさせてくれるようになったよ!』
『龍がご飯を食べてくれたよ!』
と、嬉しそうに連絡が来ていました。
龍は最後まで尻尾を振らなかったそうです。
人にどうやって甘えたらいいのか、甘えることを知らなかった龍ですが、預り母さんやご家族には心を許し、母さんが大好きだったと思います。
知多支所の職員さんも、龍を見送ってくださいました。
龍!母さんの最後の抱っこだよ!
今日は雲一つなく
真っ青な青空が広がっていました。
龍!
最後までよく頑張った!
あなたを決して忘れない!
ありがとう!
またね!
龍にご声援、ありがとうございました。