ダックスの笑美ちゃんの引き取りの経緯を
ご報告します。
10日ほど前に1本のメールが入りました。
1児の子供を持つ女性からでした。
元々ご主人が飼い始め、結婚して2年10ヶ月経つがケージから一度も出したことがなく、奥さんは犬が嫌いで近づくことも出来ない。
旦那さんは、ウンチやオシッコがしてあってもシートをなかなか変えず、それどころか怒鳴るわ、スリッパで叩くわ、ティッシュボックスを投げるわで、もう限界ですと。
ウンチを食べ吐き、吐いた物を食べの繰り返し。
私が最初に見た写真がこちら
すぐに会いに行きました。
始めての人には吠えると聞いていましたが、吠えるどころか最初から尻尾ぶんぶんで、触って触って！と、お腹を見せてくれました。
見てわかるように、ケージには養生テープが張り巡らせてあり、この子がジャンプして手を掛けないようにだと思われます。
お迎えに行った前日に、奥さんが旦那さんにシートを変えるようにと強く言って、変えてくれたと言っていました。
写真だと分かりにくいですが、私が一番驚いたのが、ケージの入り口が壁側に面していて、更に結束バンドで縛ってあったことです。
この子がどれだけここから出たかったかと思うと、胸が苦しくなりました。
この子の名前を聞きました。
奥さんの口から出てきた言葉は
自分も呼ばないし、旦那が呼んだのも聞いたことがない…と。
1歳の息子もこの子を、『ワンワン』と言っていた。
なんという子育てだ…。
こんな親がいるから、子供が命を粗末にする。
命に対して何の感情もなく、どんな大人になるか誰もが想像がつくと思います。
このまま連れて帰りたかったですが、まだ預りボランティアさんの受け入れの準備が整わず、3日後に引き取ると告げ、後ろ髪を引っ張られながらアパートを出ました。
3日後の金曜日は、チワワのラッキーの引き取りがあり、メンバーさんにこのダックスの引き上げをお願いし、それぞれが病院で落ち合うことに。
フィラリア陰性
小さな乳腺腫瘍がありました
預りボランティアさんの長男くんが、一生懸命名前を考えてくれました。
命名『笑美』
これから沢山の微笑みが訪れますようにと、名付けてくれました。
お兄ちゃんありがとう
メンバーさんが引き取り
アパートを出た時、笑美は空を見上げたそうです。
笑美ちゃん
初めて見上げた空は、どうだった？
これからは、毎日お空が見られるよ。
お日様をいっぱい浴びて、土の上を歩いて草の匂いを嗅いで、お友達に挨拶して、お兄ちゃんたちとボールで遊んで、美味しいお母さんの手作りご飯をいっぱい食べて、ふかふかのお布団で眠れるよ
みんとさんでお風呂に入って
キレイにして貰いましたよ
お利口さんにシャンプーも出来ました
お父さんに抱っこされてご満悦なり
お父さんからこんな温かい差し入れが
リンゴと一緒に
レスキューの日はなかなかご飯を食べる時間がなく、多分相当疲労が顔に出てたのか…
お父さんありがとう
今までケージから出たことがなかった笑美ちゃん
急に預りさんちで走り回り、お兄ちゃんたちといっぱい遊びはしゃぎすぎたため、肉球から血が…
ガジガジ噛んだり舐めたりして
炎症してしまいました…
ガジガジは前からしてたかもね。
ヒートっぽいこともあり
ちょっと気になったので、病院で再度診ていただきました。
待ち時間もお利口さんに待てました
保湿クリームを塗って様子見です。
やはりヒートでしたので、避妊手術は少し先になります。
何だかな～
保護してすぐヒートになる子の多いこと
みなさんに笑美ちゃんのめちゃくちゃ可愛い動画をお見せしますね
これから笑美ちゃんは沢山の初めてを経験することでしょう。
昨日預り母さんから
笑美ちゃんがシートでおトイレでオシッコをしてくれました～
と、大喜びで電話がかかってきました
家族みんなで誉めまくって、それからもおトイレでしているようです
温かいご支援をいただきました。
次のblogでご報告させていただきます。
桜組卒業生から、新年のご挨拶も沢山来ました。
こちらも近い内に
さてと
仕事に行ってくるぜっ
その前に歯医者があったぜ
