音楽三昧だった昨日…
一橋大学の佐野書院で、とても素敵なコンサートが行われました。
佐野書院は、東京商科大学(現在の一橋大学)初代学長だった佐野善作氏が、私邸を大学に寄贈され、外国人研究者の宿舎として使用されていた建物です。
大小の会議室の他に広々としたホールがあり、音楽会などが行われています。
この日は、能登地震復興支援を目的としたちょっと独特のコンサート。
主催されたのは、2014年の私のブログでご紹介させていただいた…
「キルトをはいた外交官」こと、元スウェーデン大使の大塚清一郎さん。
(2014年10月当時の写真です)
この日は、リアルなキルト姿を披露してくださいました
会場は超満員。
石川県の七尾市からは商工会長さんもいらっしゃっていました。
昔と変わらず、見事なトークで会場を沸かせる大塚さん。
もちろん、見事なバグパイプの演奏も披露されました。
かなりの肺活量が必要な楽器ですが、力強い音色が会場いっぱいに広がります。
大塚さんのバグパイプで幕を開けたコンサート。
第一部は「チェロとピアノの華麗なDuoによるクラシックの名曲」です。
チェロを演奏された大塚幸穂さんは、オハイオ州の名門、オバーリン音楽院を首席で卒業された名チェリスト。
実は、大塚清一郎さんのお嬢様(*^^*)
透き通る歌声と美しい音色のピアノ演奏は、クラシックからジャズ、ミュージカルまで多岐に活躍されている田島玲子さん。
チェロとピアノのデユオが、こんなに楽しいと思ったのははじめてかも…
第一部が終了した休憩時間には、ロビーでバグパイプの説明とミニ演奏会。
この袋の中に空気を入れて演奏するんですね!
お二人の演奏も見事でした。
キルトはスコットランドの伝統衣装で、男性の正装だそうです。
そして第二部は…
KKB・高貴幸麗者バンド(笑)による「世界歌の旅」
大塚さんは82歳になられるそうで…
KKBのメンバーは同様のお年頃。
妙齢の女性ミュージシャンが加わって華やかなバンドになっていました(*^^*)
イタリアからはじまった世界の旅は…
フランス、スゥエーデン、アメリカ、最後は日本へ
途中で会場からの飛び入り(という設定?)で、なんと94歳のジャズピアニストが…
独学で学んだとは思えない見事な演奏を聴かせてくださいました。
終始笑いに包まれるコンサート会場。
相変わらずキレッキレの(笑)大塚さんのジョークとトークが冴え渡っていました。
面白過ぎて『笑点』の演芸コーナーみたい〜
人生100年時代とは言うけれど…
80歳を過ぎてなお、「人を楽しませる」チカラを持つみなさまの姿に心を打たれました。
人生の目標にしたいです。