6月の一般質問で提案させていただいた「リビングラボ」の取り組み。
産・官・学・民がお互いの強みを活かしながら、社会課題に取り組むためのオープンイノベーションのプラットフォームです。
鎌倉市などをはじめとして、すでに実践している自治体もあることから、国立市でもぜひ事業として取り組んでほしい旨の提案をしました。
(詳細は6月9日のブログにあります)
リビングラボは、産官学民(市民)が集まって知恵を出し合い…
1.課題の抽出
2.課題を解決するための議論
3.課題の解決に向けた取り組み
4.機器や装置、仕組みなどの研究開発
(※実証実験を含む)
5.機器や装置、仕組みなどの実装
というような流れで進められます。
政策経営部長からは「地域が主体となって発展することを期待する。行政として可能な協力、参加はしたい」とのご答弁をいただいたので…
さっそく第一回目のリビングラボを開催することになりました!!!
会場は(毎度お馴染の)「ひらくスペース」
一回目ということもあり…
先ずは、「課題の抽出」というラボの第一歩からはじめます。
最初の課題は、国立市の地域包括担当の部課長からいただきました。
今後、否が応でも進められていくデジタル社会への移行に向けて…
まだまだスマホやITの環境に馴染めない方々(とくに高齢者)が多いこと。
デジタルデバイスには、フィッシング詐欺や機器のトラブルなど、慣れない人にとっては解決が難しい問題が数々あること。
IT社会の中で、誰ひとり取り残されることがないような仕組みをつくりたいという思いからのご提案でした。
たしかに早急に解決しなくてはならない課題のひとつです。
PayPayのポイントバックキャンペーンも…
マイナポイントの20,000円還元も…
その恩恵を受けられない人が居るのは事実です。
そのまま放置することは絶対にできません!!!
この日は…
・解決するために、どのような取り組みが必要か
・本来は便利な道具であるスマホを、楽しんでもらうためにどうするか
・フィッシングやスパムメールなどの見分け方や対応を知ってもらう方法は
・バーチャルリアリティを使った取り組みに、元気シニアを巻き込めないか
・高齢者の健康づくり事業の中に取り入れることができないか
などなど…
参加者から様々な意見が飛び交い、濃密で有効な話し合いになりました。
次回は、いただいた課題の解決に向けたステークホルダーにも参加していただき…
具体的な手法や仕組みづくりなどを提案していく予定です。
「くにたちリビングラボ」で何ができるのか…
とてもとても楽しみです!!!