「花を意識したことがなかった紫式部」

 

今年は、源氏物語の作者、紫式部にスポットが当たっています。

紫式部といえば、日本原産で紫色の美しい実が生る植物「ムラサキシキブ」もあります。

 

平安時代を生きた紫式部の知性ある美しさに喩え、この紫色の実の花卉にその名をつけたと云われています。

また、紫色の実がたくさん生ることをいう「紫敷き実(ムラサキシキミ)」が変化したという説もあります。

 

 

ツヤツヤとした紫色の小さな実に惹かれ、庭に欲しいと思っていた時期がありました。

時々、直売所で小さな苗を見かけることがあり、ある時、買って、庭に植えておきました。

数年はすっかり忘れていましたが、存在感のある紫色の実に気づき、やはり高貴な印象で、再び見直したのです。

名前も姿も魅力的……。

 

梅雨明けのこの時季は、ムラサキシキブの花が咲き、受粉が進んでいます。

花の時季に一枝をじっと見ることがなかったのですが、ふと注視してみました。

 

枝先に固い蕾、ピンクに色づいて膨らんだ蕾、満開の花、受粉した花、青い実……。

一本の枝で、実になる過程を示しています。

……なんて分かりやすいの。

 

猛暑の夏を過ぎたら、この枝は、紫色の小さな実でいっぱいになります。

今はピンクの可憐な花は、地味ながら魅惑の紫の実に……。

 

今年は、紫式部がマイブームです。

 

 

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