「国内製造……でも輸入品。安全なの?」
「はて?」
朝ドラ「虎に翼」で何度も飛び出す言葉。
先日、何度も「はて?」と言いたくなる事がありました。
消費者の声を知りたくて、「原料原産地表示の改善を求める市民の集い/意見交換会」にオンライン参加しました。
消費者の疑問を消費者庁の担当者の方が答える意見交換会で、どんなQ&Aになるのか、興味津々での視聴です。
主に話題になっていたのは、小麦粉の「国内生産」表示で、最近、気になっていた内容でした。
「なぜ、輸入小麦粉の表示を"国内製造"にするのですか?」
「分かりにくい表現で、国産だと思う人が多い」
その通りです!
消費者庁の見解は、「国内製造」という言葉を「国産小麦ではないこと」として啓蒙していくそうです。
「分かりやすく"輸入"と表示すればいいでしょう」
その通りです!
消費者の思うことは、「分かりやすくしてほしい」ということです。
「消費者庁はどちらを向いているのですか」「食品会社の代弁者ですか」
いろいろな方の声を聴きながら、この省庁だけでなく、この国の政治は「はて?」の連続だと思っていました。
ハッとした発言は、
「農業の生産者には減農薬や化学肥料削減で厳しい目標を持たせながら、一方で、直接、口から身体に入る食品で、プレハーベスト(収穫前の農薬使用)の小麦を「国内製造」という表示のごまかしで選ばせている」という気づき。
国産を買いたいという人が90%近くいて、国内製造を国産と思う人は約30%というデータがあるとか。
輸入食品の規制緩和の裏側に気づき、いろいろな考え方を心に残して、このままでいいのかを考えていくことが大事だと思わされました。
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