「食文化の伝統に触れる各地の野菜」
新聞の片隅に、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が「在来品種データベース」のオンライン公開をはじめた記事がありました。
全国280種の情報で、長野県は伝統野菜の内15品種が掲載されているようです。
連休前の午後、農研機構の方々の研究発表で、汚泥肥料の肥効や重金属、PFASの分析値などお聴きしたばかりでした。
様々な研究をされている機関ですが、この伝統野菜のデータ化については、「貴重な遺伝資源」と位置付けて、新種開発の素材としての価値も観点に入れているようです。
在来種は、その地域で生き残ってきた品種ですので、環境への適応性や病虫害の抵抗性を有したり、地域の食文化とも強いつながりがありそうです。
長野県の伝統野菜には、様々な関わりを持ってきましたが、木曽の赤かぶのように、集落ごとにそれぞれの品種が護られてきたのは見逃せない歴史で、印象的です。
生物の歴史の中で、生物多様性は生き残り策の大切なポイントだとか。
品種の多様性も、食料安保の一環として考慮したいものに挙げられるでしょう。
今日、野菜の苗を買ってきましたが、広い売り場にはF1品種が多い中、北信の伝統野菜「ぼたんこしょう」がありました。
また、白ナスのグストイタリア「とろーり旨なす」の苗もありましたので、今年はこれを育ててみることにしました。
伝統野菜の白ナスは、鹿児島県や宮崎県で伝統的に栽培された「薩摩白ナス」「宮崎白ナス」があり、埼玉県深谷にも「中山道なす」があるようです。
グストイタリアは、種苗会社が日本の気候に合わせて育てやすく改良したイタリア野菜たちです。
白ナスは発芽率が悪いと聴いていましたが、確かに。
表示で調べると発芽率75%以上。(発芽率で取り組めるかも…)
ナスは、花を見て、めしべが長くなると樹勢旺盛の判断になりますので、今年は観察しながら育ててみようと思います。
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