「小麦粉の消費量と、国産小麦の消費量は別物……」

 

長野市は、「日本の小麦粉消費量・全国1位」らしいです。

信州は"粉もん文化"といわれる小麦粉を使った郷土食が多く、長野市周辺地域の「おやき」は、その代表です。

 

小麦粉の消費量と生産量とは異なり、2022年の小麦生産量は北海道がダントツ1位で、福岡県、佐賀県と続きます。

日本の小麦生産は、小麦粉料理で消費が増えた昭和初期は自給率67%(1930・昭和5年)、国策で増産を推進したことで自給率100%を超え、輸出した時期もあったようです。

米より収益性が低いため、その後、生産量は減少しますが、米麦二毛作によって小麦粉加工品が郷土食として伝わった地域には、その名残が残されています。

 

 

 

日本の小麦調達はアメリカやカナダなどからで、約90%が輸入です。

輸入小麦といえば、ネオニコチノイド系農薬やグリホサートの残留が気になるところ……。

パンやピザ、パスタ、洋菓子など、小麦粉の加工品は毎日消費され、子どもの好きなものが多くあります。

 

日本の製粉技術は、加工の用途に合わせた多様な粉砕工程で、高品質な小麦粉を生み出しています。

国産小麦粉の生産量を増やし、安全面も含めた高品質小麦の差別化は、自然派食品の理想の姿です。

昨年の国産小麦は「うどん粉病」の多発や「カビ毒」の汚染があり、肥培管理のノウハウや品種改良で、収益を上げる必要性に目が向きました。

昔、小麦の生産推進で自給率を上げた時代があったように、国策で国産小麦の生産を支援し、食料安保と自給率向上を推進してほしいものです。

 

 

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