「想いを可視化するクリエーターの仕事」
ひと眠りして起きると、2月に突入していました。
昨日やり残した日記と書類整理をしてパソコンに向かうと2時40分……、外で急に雨音がしました。
この冬は、深々と雪が降ることがないことに気づかされます。
「門脇麦×角幡唯介」おふたりの対談の続きを聴きたくなって、雨音だけの静かな空間に音を加えました。
言葉を整理しながら、考えると、「生みの苦しみ」という言葉が浮かびました。
無から有を生み出すクリエーターは、出来上がったモノには現れない、たくさんの迷いの中で時間を費やし、生み出してからも完璧ではない不安を抱き続けるものだということ。
表現されたモノには、表わしきれない想いが秘められていることを思ったのです。
自分の行動は、何をやっても、自分の"素"が出る。
自分の感性を豊かにすることで、自然に表現されるモノが湧き上がってくる。
それが自分らしさで、自分の姿、生き方だと思う。
そんな感じを残す内容が、今の自分にスッと一体化し、急に頭にいろいろなキーワードが浮かびました。
何日も春の販促物を考えていたのです。
いろいろなモノに触れながら、モヤモヤと、漠然と、動きながら考えていました。
いつも、そうです。
以前、連載記事を書いていたときも、悶々とする時期を越して、急に骨子が浮かび、作業に入り、真夜中に集中ということが多かったのを思い出します。
朝の出稿締め切りに、睡魔に負けそうで泣いたこともありました。
完成した達成感の後も、ミスがないか、不安を残したり……。
円地文子氏の源氏物語の「口語訳を終えて」にも、その想いが書かれていましたっけ。
創造という作業は、柔軟な思考と、表現する"自分の感性"と集中力が、その質につながると思います。
「生みの苦しみ」へのリスペクトがあるか、その対応の仕方が理解あるものであると、クリエーターは救われます。
心に痛みを受けたとき、「これは人生の中で"ほんの瞬間"で、この通過点を越せば、違う瞬間が重なり、景色が変わる」
そんな風に思おうと考えました。
パレスチナ・ガザ地区の破壊された街と理不尽な死、
能登半島の地震で崩壊した家々、そして、被災された命。
この一か月、観続けてきた心痛む光景が心の傷を深めないように、視点を変えることも策です。
睦月を終えて、この月、亡き皆さまのご冥福をお祈りいたします。
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