「たくさんの伝統野菜が残されています」
「芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔」
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」
春の七草です。
スズナ、スズシロは、蕪と大根。
昔は貴重だった冬の青物「七草」の中で、セリ、スズナ、スズシロは野菜として現在も食べられていますね。
蕪や大根は、地方独自の品種として種で伝承されているものが多くあり、「伝統野菜」として認証されているものがあります。
F1品種により安定した生産ができる野菜が市場で主流になる中で、地方品種として長い年月、種で伝承されているダイコンやナス。
おいしかったからか、病害に強かったのか、貴重な品種たちです。
長野県で伝統野菜の認証がはじまる頃、伝統野菜の販促や加工品開発のお手伝いをしましたが、大きなネックに流通の問題がありました。
小ロットの販売には、コストが掛かるのです。
ここでまた流通経費の値上がりなどがあり、生産者の高齢化も含めて心配です。
カブとダイコンの食べ方は案外いろいろあります。
まず伝統食「七草粥」で、健康を願い……、
冬の根菜の持つ、自然の甘みを愉しんでみませんか。
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