「穏やかな日、荒れる日、どちらも秋の日」

 

誕生日を過ぎ、新たなスタートをしたつもりの週末です。

季節の体感は、暖かな小春日和から、風の冷たい木枯らしの日に変わっています。

ガラス越しの"ひなたぼっこ"にやさしさを感じる季節が訪れますが、まだ、冬支度が忙しい晩秋です。

 

 

週末訪ねた八ヶ岳山麓西側の高原地帯は、畑にハクサイやホウレンソウが残る程度です。

作物の残渣をすき込んだ畑は、どんな生物が優勢に勢力を伸ばしているのか、見えない世界が来年の栽培の根底をつくっていきます。

 

この高原地帯の一部では、「テンサイシストセンチュウ」の活性化や、「疫病」の拡大があり、畑に棲みついた病原菌が優勢に活動しています。

土の中では生物が餌を巡って生存競争をしていて、共生と拮抗のバランスよく生物多様性が維持している土壌は、健全な栽培環境をつくれます。

微生物の餌となる「堆肥」を積んだ大型車が前を走っていましたが、広大な畑に十分な堆肥を投入するのは、その効果への意識が高くないとできない大変な作業です。

 

木々に覆われた山道を移動すると、広葉樹の枯葉がカサカサと音を立て、晩秋の物寂しさに引き込まれます。

土に還る枯葉は、微生物に分解されて養分となり、土から植物、昆虫、動物……へと循環、共生を生み出します。

CO2を吸収して酸素をつくり出す木々のチカラは、土の中でも躍動します。

 

今朝、朝陽を浴びながら、何気なくプランターの花菱草を覗き込むと、黄色いつぼみがひとつ。

夏の間、咲いていて、一度枯れて、10月に新葉が出ていました。

枯れ茎を取り、土づくり資材を撒いたからでしょうか。

これから咲くなんて、なんて無謀な……!

土の中では、微生物が休眠前にウトウトと、来年の準備をしています。

 

 

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