【そんなに泣かないで下さい】優しい看護師さんの一言が心に滲みた日ー「あの日」闘病中の経験から | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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入院した経験

 

 

 

 

 

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皆様、こんにちは。

 

  昨日の蒸し暑さに比べると、過ごしやすい一日でした。

 

  それもそのはずで、当地は夕方から雨☔になりました。

 

  流石に梅雨入りしたのでしょうか、、、

 

  さて、今日はまた一年前の「あの日」を振り返ってのお話になります。

 

  今までは比較的、ポジティブな話? ばかりでしたが、、、

 

  もちろん、闘病中は常にポジティブでいられたわけではなかったのです。

 

  以前にもお話ししましたように、卵巣嚢腫は術前の細胞診ができないので、

 

  術後の病理検査の結果が確定診断となります。

 

  私の主治医はベテランで、今までの術前診断、つまり画像診断で

 

  一度もはずしたことがない名医でした。

 

  そのドクターのお墨付きを貰ってはいたものの、やはり結果を知るまでは

 

  不安なのは当たり前です。

 

  入院中も、事あるごとに涙がこみ上げてきたり、泣けてきたりしていました(>_<)

 

  体力的にいちばんキツかったのは、術後2日ほど。

 

  点滴につながれて、身動きが取れない期間です。

 

  絶飲食ですし、寝返りがやっとという状態、しかも傷の痛みなど

 

  余計にストレスがたまります。

 

  加えてドライマウスなので、喉も渇きます。

 

  点滴交換に看護師さんが来られたときに、うがいの介助をお願いします。

 

  わざわざ呼ぶのは申し訳ないので、できるだけ点滴とか巡回のときに

 

  まとめてお願いするようにしていました。

 

  それでも、どうしても喉が渇いて苦しいときには枕許のブザーを押して

 

  看護師さんを呼びます。

 

  基本的には皆さん、優しい人たちばかりでしたが、

 

  やはり、呼び出すと微妙に表情が違うのです。

 

  露骨に嫌そうな顔はしませんが、

 

  ーまたか、この人は。

 

  という気持ちが割と出ている人は多かったですね。

 

  そんな中で、呼び出しても嫌な顔を一度もしたことのない優しい方がいました。

 

  皆さん、若い方が多く、言うなれば娘のような歳の方でした。

 

  私が管も抜けて、覚束ないながらも動けるようになった時、

 

  その看護師さんが髪を梳かしてくれたのです。

 

  ーラビ村さん、きれいな髪ですね。染めてるんですか。

 

  と聞かれたので、正直にハイと応えました。

 

  そのときの看護師さんの私の髪を梳かしてくれる手つきは、とても丁寧で

 

  優しかったです(; ;)ホロホロ

 

  今でも思い出すと、泣けてきますね。。。

 

  私はいまだ先が見えない苦しさと辛さから、入院中もよく泣いていました。

 

  また看護師さんのあまりの優しさに、つい泣けてきたのです、

 

  一度溢れ出した涙は止まらず、泣いてしまいました。

 

  看護師さんが

 

  ーそんなに哀しまないで下さい。

 

  と、私にまた優しく声をかけてくれました。

 

  大病をしてからというもの、人はもちろん、すべてのものに「感謝」する気持ち

 

  が強くなりました。

 

  その看護師さんは今も外来や病棟で勤務されていると思います。

 

  その方が部屋に来ると、まるで向日葵の花が咲いたように

 

  病室がパッと明るくなったような気がします。

 

  今でも忘れられない出来事です。