無羨がついに「夷陵老祖」になる日ー邪道に手を染めた友を忘機は必死に止めようとする 「陳情令」感想 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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作品の主人公になれるならこの人

 

 

 

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皆様、こんにちは。

 

 毎日、うだるような暑さが続いていますね~。

 

 これで六月だというんだから、ホントに愕いてしまいます。

 

 雨も全然降らないし、、、

 

 この暑さじゃクーラー必至ですから、来月の電気代の請求がマジで怖いです。

 

 昨夜は「陳情令」を二話分続けて視聴しました。

 

 ここからの感想はドラマだけでなく、小説とドラマの両方の感想になります。

 

 まず、私、最初の方の感想に「金氏の若さまが悪者」と書いたんですが、、、

 

 これは大いなる誤解であったことに気づきました(;゚ロ゚)

 

 私は「金子軒」が「金光瑶」だと思い込んでいたみたいです。

 

 ですが、子軒は金光善の嫡子であり、光瑶は庶子ですね。

 

 そして、屠殺玄武騒動のときからも判るように、子軒は割と正義感のある良い人です。

 

 対して、子軒の異母兄弟に当たる光瑶は最悪の人。

 

 オモテでは善人の仮面を被って他人を安心させたところで、平気で欺き陥れる。

 

 とても卑怯な人です。

 

 私はこの悪人を子軒だと思っていたみたいで、子軒は若くして死ぬんですね。

 

 元々、子軒と雲夢江氏の厭離は婚約していたけど、初盤の雲深不知処の座学の時、

 

 無羨と子軒が騒動を起こし、婚約はいったん破談になった。

 

 しかし、どうやら、一度別れた二人はまた結ばれることにーなりそうです。

 

 そして、子軒と厭離の間に生まれたのが金陵という男の子。

 

 つまり、厭離の弟である江澄、子軒の異母兄弟である光瑶は、この子にとっては

 

 二人ともに血縁の叔父ということになります。

 

 名門世家の嫡子を父に、同じく息女を母に持ち、更に勢力のある世家宗主二人を

 

 叔父に持つという大変血筋の良いサラブレッドです。

 

 まあ、それは良いんですが、、、

 

 原作「魔道祖師」は言わずと知れたBLですが、ドラマの方は規制の厳しい中国では

 

 「ブロマンス」として描かれました。

 

 つまり、男同士の厚い信頼と友情を主題としています。

 

 なので、ドラマの方では、女性陣の活躍も少数ではありますが、目立ちます。

 

 小説の方は今、二巻の後半まで読んできても、あまり女性の目立った活躍はないです。

 

 強いていえば、死者の町「義城」で盲目の少女の亡霊? が健気な働きを

 

 見せたくらい。

 

 江澄のお姉さん厭離は、まったく出てきてないー名前くらい。

 

 しかし、ドラマでは厭離の活躍は大きいです。

 

 お約束かどうかは判らないけれど、BLではあまり女性の目立った描写はないですよね。

 

 やはりドラマは純然たるBLではないから?

 

 それも置いといての話ですが、、、

 

 ドラマで鮮やかに描かれているのが厭離と岐山温氏の温情です。

 

 彼女は女医さんですね。

 

 仕方なく温氏の宗主に服従しているけど、本当は心優しい女性です。

 

 彼女は陰になり日向になり、無羨や江澄、厭離を助けます。

 

 また厭離は破天荒で天真爛漫な無羨をいつも暖かく見守り、理解を示してくれる

 

 「女神様」的存在。

 

 本当に可愛らしくて美しい方で、清らかな白い花を思わせる女性です。

 

 厭離と温情がドラマではイケメンとはいえ男性陣ばかりの作品の中で

 

 ひときわ輝きを放つ紅二点といったところです。

 

 子軒と厭離は先ほども言いましたように、一度は破談になり、結局また結ばれて

 

 一子を儲けます。

 

 しかし、花のように美しく優しい厭離もまた早くに亡くなってしまいます。

 

 実の兄弟を殺したのは光瑶で、彼は嫡子を殺害し金氏の家督を継ぎ

 

 仙府の宗主となり、ついには世家を統率する仙督にまで成り上がりました。

 

 本当に大悪党です、、、

 

 今、読んでいる小説版では、この光瑶の下積み? 時代を描いています。

 

 彼は光瑶と名乗る前は、孟瑶という名でした。

 

 そこで清河ニエ氏の宗主赤鋒尊に取り入り、側近となっていたところ、

 

 小狡い正体を見破られ追い出されたーということになっています。

 

 しかし、ドラマでは小説と少し違っていた? ような気もするのです。

 

 赤鋒尊に追い出されたところまでは同じだけど、理由が違っていたような気がします。

 

 ただ、私、この光瑶の前名時代の孟瑶が生まれ変わった無羨の本体?

 

 なのかな~と考えていましたが、これも勘違いでした(^^ゞ

 

 無羨の身体は「モーセンシュー莫玄羽」という青年のものでした。

 

 そして、この莫玄羽は金光瑶のやはり異母兄弟の一人でもあったのですね。

 

 全然、別人ー笑

 

 いや、たぶん、小説の方も並行して読んでなければ、いまだに頭の中では

 

 こんがらがったままだったかもしれません。

 

 更に、ここまで書いてきましたが、恐らく小説とドラマの両方をご覧になった方

 

 でなければ、

 

 ーこいつ、何を訳の分からないことを言ってるんだ?

 

 と生暖かい眼で見られることになりそうです(^^ゞ

 

 本当に、よく考えられているだけに、内容もかなり複雑ではあります。

 

 また先ほどもご紹介した温情の弟温寧も小説版では、早くから亡霊となって

 

 「夷陵老祖」となった無羨に使役される怖ろしい「鬼将軍」となっていますが、

 

 ドラマではまだ死んでいません(;゚ロ゚)

 

 温寧は無羨を一途に慕う可愛い? 青年なので、何だか小説を読んでいると

 

 可哀想になります。

 

 ドラマでは今、温氏のいけ好かない若さまに捕らえられた無羨が

 

 乱葬コウに放り出されたところ。

 

 その直前に無羨は金丹を失った江澄のために、自らの金丹を譲った、、、

 

 だから、霊力も低く体力も弱くなっている、とても無防備な状態。

 

 そこで、温氏の若さまに囚われてしまったのですね。

 

 無羨って、とても優しくて素直な良い子です。

 

 小説では、やたらと「嫌われている」と出ますが、全然そんなことはないです。

 

 後はやはり、忘機よりは無羨の方がより主役なのかなという気も、、、

 

 ここは「禁地」とされるほど手の付けようのない荒れた土地であり、

 

 行き場のない怨霊たちがさまよう広大な墓所でもある。

 

 ここへ送られて生きて戻った人はいないという怖ろしい場所。

 

 そんな場所に送られた無羨の安否を江澄や忘機はとても心配しています。

 

 ここで無羨は恐らく亡霊に惑わされ? て、邪道に入り込んでしまったのか?

 

 その辺りは次のお話で明らかになるのでしょう。

 

 小説版を読んでいると、ドラマはかなり「端折っている」部分があるのに気づきます。

 

 それとも私の見ているレンタル版はカットされているのか?

 

 ドラマと原作が違うのは当たり前ですが、小説を読んでいると、

 

 ーあの場面は、もっと丁寧に描いて欲しい!

 

 というところが多々あります。

 

 ただ、大変スケールの大きな作品なので、これをすべて余すところなく描こうとするのは

 

 ドラマでは限界があるんじゃないかとも思う。

 

 その点で、恐らくドラマ制作者さんは大変苦労されたのではないかと思います。

 

 やはりページ数の多い小説で描かれたシーンを時間制限のあるドラマで

 

 描き切るのは無理があるのでしょう。

 

 無羨は「奪舎」したのではなく「献舎」されたわけですが、

 

 これらの言葉もまた、押さえておきたい語句ですー笑

 

 奪舎は、死者が生きている人の身体を乗っ取ること。

 

 献舎は生者に召喚された死者の魂がその呼び出した人の肉体に宿り

 

 蘇ること。

 

 無羨は一度死にましたが、莫玄羽に献舎されて蘇ったわけ。

 

 なので、江澄のズデンに打たれても、魂が身体から彷徨い出したりはしなかった。

 

 更に「御剣」のシーンも以前にも出たかもしれませんが、

 

 知る限りでは初めて映像で観ました。

 

 うん、本当に剣の上に乗って空を飛んでいる(;゚ロ゚)

 

 今日は本当に書いている本人にしか判らないような内容になってしまいました、、、

 

 スミマセン_(._.)_

 

 また、大分、正しく内容を理解したとはいえ、まだまだ誤解している部分が

 

 あるかかもしれませんので、そこはあしからず。