【日本秘書クラブ】で後輩と劇的再会ー30年前の後輩の優しさと今も忘れられない想い出♪ | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。
 
 ここのところ、心労が重なったせいか、今朝はついにダウンしてしまいました、、、
 
 鎮痛剤を服用してしばらく横になっていたら、治まりました。
 
 主婦は多少、体調が悪くても寝てばかりもいられません。
 
 午後からは末っ子ちゃんと買い出しに出掛けて、今、戻ったところです。
 
身体の不調と言いますと、思い出した出来事があります。
 
 もしかしたら、一度、お話ししたかもしれませんが、良かったら聞いて下さいね。
 
 もう大昔ですが、京都女子大の学生寮にいた頃の話です。
 
 二年生の前期で、私は四人部屋になりました。
 
 二年生にになると、後輩つまり一年生三人と一緒の部屋になります。
 
 どの子も頼りない駄目駄目な先輩でしかない私を
 
 ー先輩、先輩。
 
 と、慕ってくれました。一年生のときは、かなり個性豊かすぎる同じ歳の仲間二人と
 
 とても優しいけど、イマイチ後輩に対しては優しすぎた先輩と同室で、なかなか大変な
 
 一年でした。
 
 かえって二年生のときの方が出来の良い後輩たちのお陰で、私は快適に過ごせたのです。
 
 ある日、私は体調を崩して寝込んでしまいました。
 
 布団から起き上がるのも大変で、食欲もありません。
 
 丁度、日曜日で、学生寮の殆どの寮生は外出します。
 
 私の部屋の後輩たちも皆、それぞれデートだったり、友人と遊ぶためだったりと
 
 外出しました。
 
 後輩の一人が部屋を出る間際、
 
 ー先輩、お昼を一人で食べられますか?
 
 と訊いてくれたので、
 
 ー無理みたい。
 
 と、正直に応えました。すると、後輩が
 
 ーじゃあ、先輩。アタシ、昼過ぎには寮に戻ります。大阪まで行くんで、少し遅くなるかもしれないけど、
 
 できるだけ急いで帰って、お雑炊を作りますから、食べて下さいね。
 
 と、言い残して出掛けていきました。
 
 私はその間もずっと一人で部屋で寝ていました。
 
 言葉通り、お昼を大分回った頃、後輩が戻ってきました。
 
 ー先輩、遅くなって済みません。これでも少しでも早く帰るために新幹線で帰ってきました。
 
 と、後輩。すぐにお雑炊を作ってくれました。
 
 あのときのことは、いまだに忘れていません。
 
 本当に、ありがたいことだ、何て優しい良い子なんだろうと思いました。
 
 わざわざ私にお雑炊を作ってくれめために、大阪から新幹線を飛ばして?
 
 寮に戻ってきてくれたんですね。
 
 その話を知り合いにした時、
 
 ーお金持ちだから出来るのよ。お金が無かったら、新幹線なんて使えないわ。
 
 と言われたことがあります。
 
 でも、私はそうは思いませんでした。たとえお金持ちでも、そのお金を他人のために使うのは
 
 勿体ないと考える人は世の中には多いものです。
 
 確かに新幹線代が払えるだけのゆとりはあったのかもしれませんが、
 
 京都から大阪までわざわざ高い新幹線代を払わなくても済むのに、
 
 私にお雑炊を作ってくれるためだけに高い新幹線代を払っても良いと思ってくれたー
 
 その後輩の優しさと真心に今も感謝しています。
 
 なかなかできないことだと思います。
 
 そして、その後輩とは意外なところでまた縁がありました。
 
 私は秘書検定準一級の資格を持っていますが、一時期「日本秘書クラブ」という
 
 会に所属していたことがありました。
 
 秘書検定二級以上の合格者が参加できる団体です。
 
 そこで私の出した著書について機関誌で取り上げて頂いたことがあり、
 
 それを見た会員から本部に問い合わせがあったそうです。
 
 ーこの小説を書いた東めぐみさんという人は、もしかしたら大学の同じ寮にいた先輩かもし
 
 れません。
 
 それで、本部から確認の電話があり、問い合わせてくれた人がお雑炊ょを作ってくれた
 
 後輩だと判明しました。
 
 後輩から電話があり、少し話をしました。
 
 彼女は現在、結婚して大企業の社長秘書を務めているそうです。
 
 秘書検定も一級取得しているとか。
 
 
 
 残念ながら、お子さんはいないけれど、ご主人とも共通の趣味を通じて仲が良く
 
 充実した日々を送っているようでした。
 
 また、その時、同じ時期に同室であった他の二人の後輩たちのその後も聞くことができました。
 
 一人はその頃から付き合っていたーよく日曜にデートしていた彼氏と結婚し、
 
 今は二人のお子さんがいるとか。
 
 ー先輩、四人もお子さんがいるんですか、信じられない。
 
 彼女は笑っていました。
 
 今でも彼女からは年賀状が届き、私も年賀状を出しています。
 
 細い糸ですが、繋がっています。
 
 彼女は昔からリーダーシップがあり、頑張り屋さんでもあり、優しくもありました。
 
 きっと今、素敵な女性になっているのだろうと思います。
 
 久しぶりに彼女のことを思い出しました。
 
 何十年も前の、今も思い出しただけで、心がほっこりする想い出です。